www4.nhk.or.jp・4/17(土)午後11時から午前1時
NHK FM 「JAZZ TONIGHT 殿山泰司が愛したジャズ」
・なんと殿山泰司の特集番組があるとは。「JAMJAM日記」や
「ミステリー&ジャズ日記」から選曲されるのであろうか。
どんな曲がかかるんだろう。楽しみです。
www4.nhk.or.jp・4/17(土)午後11時から午前1時
NHK FM 「JAZZ TONIGHT 殿山泰司が愛したジャズ」
・なんと殿山泰司の特集番組があるとは。「JAMJAM日記」や
「ミステリー&ジャズ日記」から選曲されるのであろうか。
どんな曲がかかるんだろう。楽しみです。
(岩波書店 同時代ライブラリー)読了!
・『三文役者あなあきい伝』に続けて読んでしまった。
こちらの初版の発行日が1991年3月15日。ちょうど
30年前か。30年ぶりの再読になる。同時代ライブラリー
というのも懐かしい。いつの間にかなくなってしまったなあ。
・こちらは「正伝」というだけあって、生々しい。そりゃ
そうだよな、自伝は自分に都合よく書くもんね。
書いたが、以前わたしが住んでいたところから見える
マンションに多々良純が住んでいるというはなしを行きつけの
床屋さんから聞いたことがある。いつも近くを散歩して
たわよ、なんて言われてへえーと思っていた。どこかですれ違って
いたかもしれない。
タイちゃんは、戦争をやった日本を憎んだ。弟幸二郎を殺した
日本を憎んだ。日本なんてひっくり返ればいいと思った……
ニッポンのバカヤロー、と泥酔して叫んだ。
・殿山泰司は戦後日本のまともな人間だということがよくわかる。
酔っぱらわないと言えない弱さなんだけど、そういうところは
ようわかるなあ。
・これは新藤兼人のことばだけれど
戦前の広島を知っているわたしは、たった一発で全市をふっとば
してしまった原爆というものは、もはや兵器という概念を超えた
みな殺しの下につくられた、悪魔の凶器に思えた。
・戦争の時代を体験から出てきた重いことばが忘れられてきている。
30年も経って本棚に埋もれてしみだらけの本だけど、こういう本
を再読することは必要なのだな。
・さて彷書月刊 特集「殿山のタイちゃん」を引っぱりだしてきた。
殿山泰司は続くのだ!
・ここんところ本が読めない。気になる新書を買ってきては
途中で投げ出している。新書が読めない。
・本棚には読んでいない本がたくさんある。読もうと思って
買ってきた本たち。そんな本が並んでいるのに、読もうと
思う本が見つからない。そんな中で探しあてたのがこの本。
版もパート1が三冊、パート2が一冊持っている。つまり、
パート1が六冊、パート2が二冊ある。
・こんなに持っているのに『三文役者 あなあきい伝』はたぶん
読んでいないと思う。殿山泰司は好きだから他の本は読んで
いるし、これとついをなす新藤兼人「三文役者の死」は新刊が
出たときにすぐ買って読んだ覚えがある。
・いや『三文役者 あなあきい伝』は少しは読んでいるのである。
でもなんかいかチャレンジしているのに最初のほうで投げ出し
ているのである。
・殿山泰司『三文役者 あなあきい伝(PART 1・PART 2)』読了!
でも今回は引き込まれて全部読んだ。そういうときもある。
・殿山泰司といえば、銀座通りから有楽町寄りには入った
道にある「おでんお多幸」の息子。この本にも書いてあるが
人出に渡ってしまって殿山とは関係なくなったが「おでんお多幸」
にはよくいったな。ランチのおでん定食。夜も食べに行った。
美味しかったな。いつの間にかなくなってしまったが。
*
・殿山泰司の自伝のような本である。あなあきい、とつけたのが
よくわかる。「一番数多く戦死したのは大正っこである」と
書いてあるように大正四年生まれの殿山のまわりには戦争で知人を
たくさん亡くしている。ゼイタクは敵だ、というが「戦争ほど
ゼイタクなものはない」とも言っている。なるほどほんとそうだ。
・「この国は革命が世界で一番遅い」とも言っている。現代で考えたって
こちらはきちんと払っているのに私利私欲、利権にまみれて税金が
あらぬことに使われていると感じる。あなあきいでいいじゃないかと
思えてくるよね。
*
・新宿DIGの階段を降りるというはなしも面白い。DIGとは懐かしい。
新宿でよく行ったジャズ喫茶といえば紀伊国屋裏さくらやの地下に
あったDIGだよ。忘れてた。個性的というか、胡散臭いひとたちが
いつもいたよ。
*
・ほんと面白かった。なんでこの本を読んでいなかったのか
不思議である。みなさんにおススメします。さらっとしか書いて
ないけど経験した戦争のことは重要な歴史です。おススメとは
言っても女性にはどうかな。なんたって殿山泰司だからな。
・埼玉の三偉人は、「群書類従」の塙保己一、「日本初の女医」荻野吟子、
そして「日本資本主義の父」渋沢栄一です。なんてえらそうに言って
ますが最近知りました。郷土愛が自慢なのになんてこった。
・大河ドラマの進行を待ち切れずに読んでしまいました。
渋沢栄一のこともほんと知らなかったな。
岡部藩代官屋敷跡という案内を見つけて、こんなところに
あるんだと思った。だいたい岡部藩なんてあったことも
知らなかった。自称埼玉愛が泣けてきます。
*
だということ。ちょっと考えればわかることなのに。
・蛤御門の変は、長州対薩摩会津の闘いだと思っていたが、トップに
は徳川慶喜がいたということも知らなかった。
・ずいぶんむかしだけど司馬遼太郎「最後の将軍」を読んでいるんだから
知らなかったというよりすっかり忘れてしまっていたんだな。
*
・城山三郎面白いなあ。これもむかしだけど「落日燃ゆ」を読んで以来
じゃないかな。「男子の本懐」でも読んでみるか。こういうのが
なかなか古本では見つからないんだよな。
・『埼玉のトリセツ』(昭文社)読了!
・いやあ、面白かった。この本、硬くないところがよい。
たとえば、埼玉県の木は?とか、そんなところから入って
いたら手に取らなかった。
・副題「地図で読み解く初耳秘話」、そのままですね。さすがに
地図の昭文社。カテゴリーも偏っていていいなあ。鉄分が多めだし。
東上線の名前の由来なんてほんと初耳。知らなかった。
*
・小学三年生だったろうか、社会科の副読本で「さいたま」というのが
ありました。埼玉の郷土史を中心とした冊子でこれがはまりました。
遠足で吉見の百穴やさきたま古墳群、長瀞に行ったこともプラスになって
埼玉愛が芽生えたのだ。あれから続く「埼玉プライド」。
いやあ、一気読みとまではいかないがそれに近い。
本文二段組で331ページだから結構な読みでがある。
・もう高田渡が亡くなって15年経つのか。この本はなぎらが
「そうなんだ」ということ、「そんなことまで」が書かれていて
それでぐいぐいと読んでしまった。
*
・「ここによく高田渡が来るんだ」と友人Fに吉祥寺のバーに連れて
いってもらったときに言われた。20年くらい前のはなしだが。
・高田渡なんて過去の人で「自衛隊に入ろう」と「自転車にのって」
ぐらいしか知らなかった。その後、西岡恭蔵の追悼コンサートを見に行った。
日比谷野音であっていろいろなミュージシャンが出ていて、その中に
なんか大御所が出てきた感じ(ちょっと違うかも)。きゅうにみんな笑顔になった。
待ってましたって感じ。そのころからCDを買って「鎮静剤」「値上げ」なんかを
聴きはじめて高田渡にはまっていった。
*
・BS番組で「なつかしのフォークソング」なんて歌番組があって、フォークの
ヒットソングが歌われる。なんかつまんないんだよね。ひびかない。
・いまだによく聴くCDは、はっぴいえんどと増尾好秋。それに高田渡。
*
・その吉祥寺のバーはかかっている音楽がよくて、料理が美味しいから
そのあともなんどか行ったけど高田渡には会ったことがなかった。
・この本を読んで思ったけれど会わなくてよかったのかもしれない。
会って話しかけていたらどやされていただろう。