小澤征爾『ボクの音楽武者修行』

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫) 作者:小澤 征爾 新潮社 Amazon ・小澤征爾『ボクの音楽武者修行』(新潮文庫)読了! ・最近、この本をやたらと見かける。Xだったり、 新聞の書評だったり、テレビでも「理想的な本棚」 で取り上げられていた。以前から読まな…

津野海太郎『かれが最後に書いた本』

かれが最後に書いた本 作者:津野 海太郎 新潮社 Amazon ・TBSドラマ「不適切にもほどがある」が いやあ、面白かった。昭和の良さは、寛容だね。 改めて思った。さすがにハラスメントとか考えたら いまの世の中のほうがいいんだけど。最終回で、 そこらへんを…

赤木かん子『火打ち箱』

火打ち箱: こんなアンデルセン知ってた? 作者:赤木 かん子 フェリシモ Amazon ・赤木かん子『火打ち箱』(フェリシモ出版)読了! 原作はH.C.アンデルセン。ペーパークラフト高野文子。 * ・もちろん高野文子案件である。昨年の不忍一箱の レインボーブック…

杉本昌隆『師匠はつらいよ』

師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常 (文春e-book) 作者:杉本 昌隆 文藝春秋 Amazon ・杉本昌隆『師匠はつらいよ』(文藝春秋)読了! ・言わずと知れた八冠制覇藤井聡太の師匠である。 もちろん藤井ネタが満載ではあるが、将棋界内外 のはなしもいろいろあっ…

山田詠美『ライ麦畑で熱血ポンちゃん』

ライ麦畑で熱血ポンちゃん 作者:山田 詠美 新潮社 Amazon ・TBSドラマ「不適切にもほどがある!」を 観ています。1986年と2024年をタイムスリップ すると昭和と令和の違いを見せてくれる。 ・1986年はまだまだゆるい時代で、スケバンが たばこを吸っていたり…

矢島正雄 弘兼憲史『人間交差点』

人間交差点(1) (ビッグコミックス) 作者:弘兼憲史,矢島正雄 小学館 Amazon ・矢島正雄 弘兼憲史『人間交差点』(小学館)を 古書店で見つけて読む。『人間交差点』は、ほとんど 読んでいると思うが、今回改めて読みはじめたら はまりそうだ。 ・むかしの…

仙台「ボタン」から本が届く!

・『忘れられない日本人』小野和子 『パン屋のパンセ』杉崎恒夫 * ・仙台「ボタン」のオンラインストアで購入した 本が届いた。 button-sendai.stores.jp ・めったにネットで本を買わないのだが、 届くとうれしいもんだ。小野和子は 前の著作がすごく良くて…

春日武彦 穂村弘『秘密と友情』

秘密と友情(新潮文庫) 作者:春日 武彦,穂村 弘 新潮社 Amazon ・最近、対談本をよく読んでいます。インタビューや 往復書簡なども含めてですが。読みやすいから なのでしょうか。 ・最初に読んだ対談本は覚えています。 五木寛之 野坂昭如『対論』。田舎の…

清水俊史『ブッダという男』

ブッダという男 ――初期仏典を読みとく (ちくま新書) 作者:清水俊史 筑摩書房 Amazon ・清水俊史『ブッダという男』(ちくま新書) ・ブッダとはどんな人だったのか。毎日新聞の書評を 読んで興味が湧き読んでみた。 ・まず「2500年前のインド人」ということ…

みちくさ市復活!

kmstreet.exblog.jp・鬼子母神通りみちくさ市が復活します! ・開催は4/21と11/10の年2回です。

不忍ブックストリート一箱古本市 助っ人さん募集

2024年 不忍ブックストリート一箱古本市 助っ人さんを募集します! - しのばずくん便り https://x.com/hitohako/status/1764145598067056824?s=20 https://x.com/hitohako/status/1764145598067056824?s=20https://x.com/hitohako/status/176414559806705682…

冬の信州、本の旅!

・先日、1泊2日で長野に行ってきました。 ・家を出て1時間半かからずで長野着。 新幹線は早いわ。軽井沢あたりは雨。 長野も積雪はなく、登山靴を履いてきた のに期待外れ。 ・篠ノ井線で松本にでる。初の篠ノ井線で ある。姨捨のスイッチバックがうれしい。…

【映画】「ストップ・メイキング・センス」ユナイテッド・シネマ浦和

gaga.ne.jp ・「ストップ・メイキング・センス」を観てきました。 * ・1985年、仕事が終わって上映時間が迫っていたので、 渋谷駅から走ったのは覚えています。渋谷パルコだった かなぁ。満員でいちばん前の席しか空いてなくて首が 痛かった。なんたってデ…

【映画】「アメリカン・ユートピア」TOHO CHINEMAS 日本橋

アメリカン・ユートピア (字幕版) デイヴィッド・バーン Amazon ・「アメリカン・ユートピア」スパイク・リー X デイヴィッド・バーンのリバイバル上映を観てきました。 ・「ストップ・メイキング・センス」4Kレストア版上映を 記念して1週間だけの上映。も…

【映画】「枯れ葉」角川シネマ有楽町

kareha-movie.com・「枯れ葉」アキ・カウリスマキ監督を観てきました。 ・まるでミュージカルのような。決してミュージカル ではないのだが。このもやっとしたなかに監督の アイデアがあるような気がします。 ・カッコいいラジオが欲しくなりました。

角田光代 河野丈洋『もう一杯だけ飲んで帰ろう』

もう一杯だけ飲んで帰ろう。 (新潮文庫 か 38-16) 作者:角田 光代,河野 丈洋 新潮社 Amazon ・角田光代 河野丈洋『もう一杯だけ飲んで帰ろう』 (新潮文庫)読了! * ・著者の二人は夫婦である。その夫婦がいっしょに 行った飲み屋のことをそれぞれ書いてい…

【映画】「PERFECT DAYS」さいたま新都心MOVIX

www.perfectdays-movie.jp・「PERFECT DAYS」。ヴィム・ヴェンダースの映画は いつ以来だろうか。永島慎二「ある道化師の一日」 に似ているのかな、と観る前に思っていた。ピエロ の衣装を着けたサンドウィッチマンのたんたんとした 一日を追った漫画である…

【映画】「エドワード・ヤンの恋愛時代」深谷シネマ

エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版 [DVD] ニー・シューチュン(倪淑君),チェン・シァンチー(陳湘琪),ワン・ウェイミン(王維明),ワン・ポーセン(王柏森) Amazon ・「エドワード・ヤンの恋愛時代」を深谷シネマで 観る。久しぶりの深谷シネマ。 ・見終わ…

茨木のり子『言の葉さやげ』

言の葉さやげ (河出文庫 い 36-2) 作者:茨木 のり子 河出書房新社 Amazon ・茨木のり子『言の葉さやげ』(河出文庫)読了! ・わたしの一番好きな本である。元本の単行本は 1975年発売だから48年かかって文庫になったと いうことか。 ・ボーナストラックとい…

2023年をふりかえるー読書編ー

土偶美術館 作者:小川 忠博 平凡社 Amazon ・ことしの読書をふりかえります。 ・このあいだ朝起きたらなんか変だった。アタマのなかが 自分じゃない。なんだこれは、そうだ夢を見ている。 起きているのに夢を見ている。生まれて初めての経験。 ネットで検索…

2023年をふりかえるー出会ったことば編

・「ジミヘンは長生きしていれば、マイルス・デイビスに なれたよ」 ことし1月に亡くなられた音楽評論家・田川律さんのことば。 うーん、なるほどと思った。ジミヘンも音楽のジャンルを 越えて常に前衛であったろうに。 * ・「起こることには全て意味がある…

『なんだか・おかしな・人たち』文藝春秋編(文春文庫)

なんだか・おかしな・人たち (文春文庫) 文藝春秋 Amazon ・深谷の須方書店にて帳場の前に積ん出あって一番上に 乗っていたのこの文庫。チラッと目次をみたら 土田玄太(田中小実昌)が見えた。オッ!なんだ、 土田玄太って、で購入。100円でした。 ・土田玄…

永島慎二雑記103「ARE 8号」

・永島慎二雑記とは、大好きな永島先生のことをちょこっと書いていました。 このブログをはじめたころだから2006年から35話まで不定期で書いて いまして、それ以降時間があいてしまったので101話から改めました。 といっても1年に1回ぐらいしか書いていない…

10/28 木村充揮レッツゴー古希ソロライブ

・10月28日、皆野ホンキートンクでの木村充揮のライブ に行ってきました。 ・皆野は秩父にあってむかしはちょっと栄えたのかなと 思えるようにうなぎ屋が何軒かあったりしている。 こんなところにライブハウスがと思えるところに ホンキートンクはある。ホン…

吉上恭太『ぼくは「ぼく」でしか生きられない』

ぼくは「ぼく」でしか生きられない 作者:吉上 恭太 かもがわ出版 Amazon ・吉上恭太『ぼくは「ぼく」でしか生きられない』 (かもがわ出版)読了! ・著者の吉上恭太さんは、不忍ブックストリートの助っ人 仲間である。助っ人というのはイベントのお手伝いで…

本間健彦『60年代新宿アナザー・ストーリー』

60年代新宿アナザー・ストーリー―タウン誌「新宿プレイマップ」極私的フィールド・ノート 作者:本間 健彦 社会評論社 Amazon ・本間健彦『60年代新宿アナザー・ストーリー』(社会評論社) 読了! ・昨年の不忍ブックストリート一箱古本市でとみきち屋さんか…

山田詠美『私のことだま漂流記』

・読んだことのない作家になにかの拍子で興味を持って 本を手にすることがある。だいたいその場合は小説では なくエッセイである。 ・山田詠美の最初に読んだ本は、『熱血ポンちゃんが行く』 だった。詳細は忘れたが家を出る時に「いってらっしゃい」と 家族…

黒川創『旅する少年』

旅する少年 作者:黒川創 春陽堂書店 Amazon ・『旅する少年』黒川創(春陽堂書店)読了! * ・作家の黒川創さんが1973年〜1976年までの少年時代の旅行記。 主に終焉を迎えるSLを全国へ追いかけている。 * ・出版されたときに書店で手に取ったのですが、 あま…

山田風太郎『人間万事嘘ばっかり』

人間万事嘘ばっかり (ちくま文庫) 作者:風太郎, 山田 筑摩書房 Amazon ・山田風太郎『人間万事嘘ばっかり』(ちくま文庫)読了! ・久しぶりの風太郎先生の本を読んだ。特に後半の病気や老いに ついてのエッセイが楽しい。自分で自分の死亡記事を 書いてしま…

写真・小川忠博 監修・原田昌幸『土偶美術館』

土偶美術館 作者:小川 忠博 平凡社 Amazon ・国立博物館の土偶展を見に行ったのはいつだったか。 そのときは、教科書に載っている国宝ばかりに目が いってしまったが。 * ・写真・小川忠博 監修・原田昌幸『土偶美術館』 (平凡社)は楽しい。 ・いままでで…