ドンベー箱はわたしのためにある

・主役の新婦は美しかった。
 一箱の女性陣も華やかできれいでした。
・女性は、こういう場所では輝くものなんですね。
 この歳になってはじめてわかったような気がする。
・日曜日にドンベーブックスさんの結婚披露パーティに
 行ってきました。場所は吾妻橋アサヒビールの22階。
・会場の入り口に段ボール箱がふたつ。「古本」と書いて
 あるではないか。
・わたしは、「たいへんだ」と叫ぶ時計を持ったうさぎに
 導かれるように箱をのぞき込んだ。うわあー。
・いつものドンベー箱ではないですか。結局、8冊買わせて
 いただきました。新郎のリクエストもありますので、
 8冊を紹介します。
林忠彦「文士の時代」(朝日文庫
 「カストリの時代」は持っているが、探していた1冊。
和田誠「落語横車」(講談社文庫)
 これも探していた1冊。
小沢昭一「雑談 にっぽん色里誌」(徳間文庫)
 徳間文庫ってところがドンベーさんらしい。
柳原良平「アンクル・トリス交友録」(旺文社文庫
 柳原良平はマイブーム。
長部日出雄江戸落語家伝 笑いの狩人」(新潮文庫
 ドンベー箱は、玉手箱かいな。
尾辻克彦「グルメに飽きたら読む本」(新潮社)
 赤瀬川原平は、いろいろチェックしているが、
 この本の存在は知らなかった。
吉田篤弘「十文路のあるところ」(朝日新聞社
 これだってね、知らない本ですよ。吉田篤弘でありながら。
中野純中里和人「東京サイハテ観光」(交通新聞社
 中里和人ですよ。買うしかないでしょ。

・ほんとうにドンベーさんの箱は、わたしを魅了して止まない。
 こんな本があったらいいなと思っていた深沢七郎「流浪の手記」(徳間文庫)
 や、草森紳一の文庫本があるなんて教えてもらったのは
 ドンベーブックスのおかげです。
・ドンベーブックスさん、おめでとうございました。