- 作者: NHK取材班
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/07/27
- メディア: 文庫
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・昨年の秋に千駄木の往来堂書店でこの本を見つけたのだが、
買いそびれていた。年末に注文をして正月に入手しました。
・iPhoneのメモには「山野井 新潮文庫」とだけ書いてあった
ので、注文したときも題名も作者もわからず、検索をかけて
もらった。それで引き取りに行ったときも題名が覚えておらず
わたしの名前だけを手掛かりに探してもらった。
・店員のNさんに言われたが、確かにメリハリがなく覚えずらい
書名である。自分の衰弱した記憶装置を棚にあげればだけど。
*
・山野井泰史は気になる登山家であった。むかしほど山の本は
読まなくなったけど山野井だけは読みたくなる。なぜかなと
思っていたら、妙子夫人のこんなことばが
>>
テレビとか見ていると世の中には悲惨なことがいっぱいあるけど、
自分たちはそこからはかけ離れているかなって。普段の暮らしに
は不満はないし。それに好きなことをずっとやっていられるって、
一番幸せだと思う。
<<
・こんなところがうらやましいんだろうな。それにふたりとも明るい。
暗いことでも明るく吹き飛ばしてしまっている。
*
- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/10/28
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・あの沢木が山野井を書いて、おもしろくないことはない。
最後に判明するのだが、沢木の取材魂もすごい。
・わたしが読んだのは、「新潮 2005年8月号」題名は「百の谷 雪の嶺」
になっている。
- 作者: 丸山直樹
- 出版社/メーカー: 山と溪谷社
- 発売日: 2013/11/22
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・最初に読んだのはこの本。やはり自伝より、他人が書いたドキュメンタリー
のほうがおもしろい。読書日記によると「山野井というひとは
変わっているというか、人間的かもしれない。山に対する考え
方がポジティブである。謙虚さ、見栄のなさ」って書いてある。
- 作者: 山野井泰史
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2010/11/01
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・読書日記によると「最終章のギャチャンカン北壁はすさまじい。
生きることのすごさをよく表現していた。」と書いてある(笑)
・この本は山野井夫婦の二人のサインが入ったものを書店で
買った。珍しいので山好きの友人の結婚プレゼントにしてしまって
手元にはない。
*
・これらの山野井本を読んでいると時代の閉塞感が全く感じられず
なんだか夢の世界へ連れていってくれるような気になれる。実際は
過酷な登山を繰り返しているということなのだが。そこらへんが
山野井本の魅力。
PS:すっかり忘れてましたが、過去のブログで3回「山野井本」のこと
を書いてました。よろしかったらこちらもどうぞ!
http://d.hatena.ne.jp/heno3ban/20060606
http://d.hatena.ne.jp/heno3ban/20060607
http://d.hatena.ne.jp/heno3ban/20080917