井出孫六『歴史紀行 峠をあるく』


・12日に皆野ホンキートンク木村充揮のライブを
 観てきた。いやあやっと行けました。
・木村のホームページで秩父皆野のライブハウスが
 あるということは知っていたが、もう40年も前から
 年に一度ライブをやっているそうだ。
・午後に家を出て、秩父の銭湯クラブ湯に浸かって、
 ご飯食べて珈琲飲んでホンキートンクへ。
・一番前の左はじという最高の席。木村がひょこっと
 顔を出すと歓声があがりライブがはじまる。
・いつもどおり木村のトークが炸裂。もう笑いっぱなし。
 うんうんこれでなくっちゃ。ブルース、シャンソン
 演歌に昭和歌謡、もちろん憂歌団の曲も。「木村」という
 ジャンルができるんじゃなかろうか。それにしても
 ギターがうまいなあ。勘太郎がとなりいるとわからないもんね。
・「嫌んなった」の演奏が終わって木村が近づいてきた。
 どうすればいいのかわからず両手を上げてハイタッチしようと
 思ったら、プロレスの力比べのようになってしまった。
・そりゃもう木村の手はあたたかい。

井出孫六『歴史紀行 峠をあるく』(ちくま文庫)を読了。

秩父事件を扱った十石峠のところだけ読もうと思ったら、
 これが面白くて全部読んでしまった。峠という漢字は国字。
 つまり音読みがない、日本で作られた漢字。山を上下する
 うん、いい漢字じゃないか。もう、ここから文章に引きつけ
 られてしまった。
・このなかで越えたことのある峠は大菩薩峠だけか。いま峠は
 自分のなかではブームだからこれからも秩父の峠を歩いていきたいな。