・積読というか、読みかけの本がいくつかあります。
そのなかからご紹介。
・池内紀『今夜もひとり居酒屋』(中公新書)
- 作者: 池内紀
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/06/24
- メディア: 新書
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とりあげたらtakさんという方から「この本に二合半のことが書いてある」
とコメントをいただいた。もう二年も経つのか。ずっと頭の片隅に
残っていて、やっと見つけ出しました。ほんと新書を古本で探すのは大変。
・この本の「二合半」のことからはじまっている。わたしみたいないちげんさんが
いったらはねられていただろうな。居酒屋の格式、硬く言えばだけど。
そういうものが薄れてきた時代だから、大切にされていたんだと思う。
でも、やはり一度は飲んでみたかった。
・小沼丹『清水町先生』(筑摩書房)
- 作者: 小沼丹
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1992/03
- メディア: 単行本
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榊翠簾堂さんから購入した。
・師匠である井伏鱒二のことを書いたエッセイであるのだが、いま時の人
になっている方がでてきてびっくり。
あの人は僕をほめましたよ。
と井伏が言ったそうだ。あの人とは誰かというと。
・井伏と小沼が将棋を指していて、小沼が惨敗したのを観ていたのが
ひふみんだ。そして
井伏さんと小沼さんとでは筋が違う。
と、ひふみんがある人に感想を漏らしたのだそうだ。それを井伏は
得意げに小沼のまえでいい放った。
・いやあ、なんか大人げないかわいい井伏の姿が目に浮かぶようだ。