鴻上尚史 『クールジャパン⁉』

・先日、朝から晩まで雪かきをしました。いっしょに
 参加したのは定年後のお年寄りばかり。もっと若い人
 も出てくればはかどっただろうに。
・学校なんて休みにして。特に大学なんて、授業にでる
 よりためになるよ。奉仕とかということでなくて体験
 実習だね。雪かきするとテンションがあがってね。
 寒いんだけど汗かくし。雪かきって雪遊びの一種なんだ。
 だから、楽しい。
・いつも挨拶だけのひととコミュニケーションは取れるし、
 顔をあげれば笑顔になれる。こんないいことないんじゃない。
・終わってからひとり自宅で蔵王スターという美味しいワイン
 があったからそれで雪見酒としゃれこんだわけよ。
         
鴻上尚史『クールジャパン⁉』(講談社現代新書)読了。

鴻上尚史、づいてるなあ。正月にNHKのクールジャパンの特番をみました。
 この番組、ほとんど見たことないんだけど、鴻上尚史に興味を持ったので
 みたら面白かったわ。その勢いでこの本を読みはじめた。
・日本と海外の比較文化論といってしまえばそれまでなんだけど。この本の
 いいところは最近よくある日本はエライ本、じゃないところ。そりゃあ日本が
 世界に先駆けて編み出した技術や製品は数多くあるんだけどね。
・やはり日本は極東の島国でそれによってガラパゴス化している。そのなかから
 海外のひとに褒められるものと、えっ、なんで!と思われることがある。
 そうなんだ、そうなのかと考えさせられるものが多いことに気づかされました。

外国人から見ると、日本人はストレスが起こる相手や原因に対して、充分に話し
合ってないように見えるようです。とにかくストレスの原因や根本に向き合わない
で、ストレスを忘れるためにいろんな工夫をしていると思う、と外国人は
言いました。

・これなんか、ほんとそう。職場で上司との人間関係をこじらして、ストレスを
 ためたときなんか、そのストレスを解決するのにその上司とはなしをしないで
 癒し系のストレスグッズに頼る。いやあ、まったくもって。
・それにしても先週末は、雑司が谷みちくさ市や古本屋を廻ってどっさりと
 古本を買ったのに、積読状態にして図書館で借りたクールジャパンを読んでいる
 ってどういうこと。