高峰秀子 『人情話 松太郎』

・本を欲している。ことばを欲しているというべきか。

 そんなとき高峰秀子は乾きをいやしてくれる。

・この本は妻三益愛子を亡くした85歳の川口松太郎

 高峰秀子がインタビューしておこしている。ただ、

 会話を載せているというのではなく、そこは高峰秀子

 あって、自分のことなどもはさみながら進んでいく。

 ここらへんがうまいなあ、と思う。

高峰秀子 『人情話 松太郎』(ちくま文庫

 

人情話 松太郎 (文春文庫)

人情話 松太郎 (文春文庫)

 

 ・写真は文春文庫です。