・別役実が亡くなられたのか。芝居好きの友人ヒロユキに連れられて信濃町の
のは1978年の10月だった。 文学座アトリエのwebに公演の記録で
調べた。1時間ほど前について、開場を待つ間にロビーで新人の
劇団員の方が珈琲を入れてくれる。これがじつにうまかった。
・あの舞台と客席に境目がなく芝居にすうっと入っていける一体感が
素晴らしく、それにぽつんと明かりをともした電信柱が一つ立っている
セットというか装置。あの雰囲気が好きでその後何度か文学座アトリエで
別役実がかかると見に行った。
・「天才バカボンのパパなのだ」は、文学座アトリエ公演を見落としていて、
後年に千石の三百人劇場での木山事務所公演を見た。セリフはオウム返し
繰り返しで内容はわからない。それが不条理というのだけどね。