2020年をふりかえる

 

・ちょっと早いがことしをふりかえります。

・ことしは棚を貸してもらっている古書西荻モンガ堂に2回本を

 送って並べてもらった。いつもだと月に一度はおじゃましていたのに

 2月以来お伺いできていない。

・古本屋には3月以降ほとんど行けてない。北本の富士書房、

 深谷の須方書店に1回づつ行ったぐらい。古本に飢えてます。

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・ことし読んで面白かった本。

● 『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』スズキナオ

 (スタンドブックス)……すごく視点がよくておもしろいことを

 やっているなと思った。

● 『升田幸三自伝 名人に香車を引いた男』(朝日文庫

● 『サムライ評伝 三船敏郎』松田美智子(文藝春秋

● 『一本の茎の上に』茨木のり子ちくま文庫

 ……茨木のり子がやはり一番好きな作家である!

● 『言葉が通じてこそ、友だちになれる』茨木のり子、金裕鴻

 (筑摩書房)……茨木のり子の詩以外は全部読んだなと思っていたら、

 浦和の武蔵野書房でみつける。武蔵野書房が3月で閉店したのは非常に

 残念。

● 『皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。』原武史、三浦しおん(角川書店

● 『待ってました』吉川潮(新潮社)

● 『マイ京都慕情』みうらじゅん(新潮社)……「京都慕情」は小学生のころ

 よく歌っていました。同時代を生きているのだな、みうらじゅん

● 『どくろ杯』金子光晴(中公文庫)

● 『ふたりの笑タイム』小林信彦萩本欽一集英社

● 『ふふふの歩』先崎学講談社文庫)

● 『ドキュメント 単独行遭難』羽根田治(ヤマケイ文庫)……この本は最近の

 山行に警鐘を鳴らしてくれました。

● 『ボン書店の幻』内堀弘白地社)……単行本で再読。名著。

● 『個人のたたかい』茨木のり子(童話社)……再読。

● 『黄色い涙市川森一(大和書房)……このころは再読が多いなあ。

● 『旅のつばくろ』沢木耕太郎(新潮社)……わたしに文才があれば、こんな

 旅の経験を書いてみたい。

● 『ブックオフ大学ぶらぶら学部』(岬書店)……Zさんが書いたせどり史が秀逸。

 ちなみにこの本は古書西荻モンガ堂の通販で購入。

● 『旅の途中』筑紫哲也朝日文庫

● 『一門』神田憲行朝日新聞出版)

● 『食堂のおばちゃん』山口恵以子(角川春樹事務所)……シリーズ3冊読んだ。

 食堂のおばちゃんに出会えたことはことしの収穫。

● 『拾われた男』松尾諭文藝春秋)……ことしのベスト本!

● 『源頼朝元木泰雄中公新書

● 『団地と移民』安田浩一角川書店

● 『でーれーガールズ』原田マハ祥伝社)……この本はポッドキャスト

 「ドンベーブックスの読んでミッション」で紹介されていた本。

 おかげさんで原田マハのおもしろさを知った。

● 『勝負師』内藤國雄、米長邦雄朝日新聞社)……題名からすると

 自己啓発本に思えるがそうではなかったところがよかった。

● 『熊谷直実高橋修吉川弘文館

● 『何はなくとも三木のり平』小林のり一(青土社

● 『マンション管理員オロオロ日記』南野苑生(三五館シンシャ)

● 『埼玉裏町メシ屋街道旅』苅部山本(光文社知恵の森文庫)

 ……いまの自分にうってつけ。内容充実。

● 『ひみつのしつもん』岸本佐知子筑摩書房

● 『右向け、左‼』水森亜土河出書房新社

● 『日本の名随筆 地名』谷川健一・編(作品社)……このシリーズは

 いろいろな書き手の文章が読めてお買い得だと思う。

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・まだまだ不安が続きますね。山内明美さんのことば

 「しんどい時は種をまくといい」。そのようにできるかどうか、

 来年もよろしくです!