宇野千代『私の文学的回想記』

 

・宇野千代『私の文学的回想記』(中央公論社)

 読了!

・先日、古書西荻モンガ堂に

 行った時、モンガさんに

 「生きて行く私、ないかなあ」と

 聞いたら出してきたのがこの本。

・宇野千代おもしろい。朝ドラ向き

 でないこに書いてあるエピソードが

 どこまで出てくるのだろうか。

 そこが楽しみだなあ。

・日本文学史のお歴々とのきらびやかな

 交友なのか、恋愛なのか。それに

 してもお歴々の本を青山二郎以外

 読んでいないわたし。

 

 

沢村貞子『わたしの茶の間』

 

・沢村貞子『わたしの茶の間』(光文社文庫)

 読了!

・やはり沢村貞子は文章がうまい。タクシー

 の運転手や家に出入りする人々、それに

 若い女優さんとのささいな会話からふと

 感じたことから母を思い出したり、生まれ

 育った浅草の風景をたぐったりして文章が

 つづられている。あまり良人(おっと)は

 でてこない。

・明治生まれのひとだから家父長制度の時代。

 戸主の夕飯だけ刺身がつくとか、亭主の

 靴下を女房が履かせるとかいうこと

 がでてくる。

・わたしの子供のころは1960年代で、

 明治のひとたちがまだ権力をにぎって

 いたから家父長制度は残っていた。

 刺身を孫のわたしは祖父からわけて

 食べていた。

・70年代になって明治のひとがいなく

 なってきて大正デモクラシーに触れた

 世代が家父長制度を壊してきたん

 じゃなかろうか。

・でもそんな時代だったけどひととひとの

 つながりはいまの時代と比べて非常に

 濃厚な関係であった。この本を読んで

 いるといまよりもなんと豊かな時代

 だったのかと。便利を手にいれてそれ

 と引き換えに人間関係が薄れて生き

 づらさを感じる時代になってしまった

 のか。

・あとがきで編集者だった濱井武が

 書いています。

この人ならではの世界が語られて

いるが、それをひと言でまとめるなら、

沢村貞子という女優の「粋な生き方」

といえるだろう。

・粋なひとってどこかにいないかね。

 

10/12 増尾好秋 BIRTHDAY LIVE

・増尾好秋 BIRTHDAY LIVEに行ってきました。

 いつもの新宿ピットイン。増尾80歳。

・ベースはメンバーの中林薫平への連絡ミス

 で出演できず、鈴木良雄(チンさん)が

 代演する予定だったが、亡くなられた。

 それで小川晋平。

・チンさんのことはまだ受け止めきれない、

 と。80歳の誕生日が重いとも。

         *

チンさんと増尾のデュオアルバム

・「AROUND THE WORLD」の「Minor Adjustment」

 とチンさんの「Game Boy」

 から始まる。 

         *

・何年前だったか、チンさんと増尾さんがツアーで

 鴻巣に来たときのライブに行った。増尾さんの

 アンプの調子が悪く、休憩時間にチンさんの

 ベースアンプを使うことになってわたしも

 お手伝いして3人で重いアンプを車から降ろして

 運んだことはいい思い出です。あのとき増尾が

 「ありがとう」と握手してくれたっけ。

・写真は浦和のライブでもらったもの。

         *

・サプライズゲストがありました。

 ジュディ・アントンとシェリー増尾の

 お二人。「Live Is Good」から「Run Away」。

・そしてあの「Sailing Wonder」の

 「Treasure Island」。

・46年前の1980年にFM東京での増尾の

 ライブをカセットに録音した。この

 なかで一番好きな曲が「Treasure Island」。

 このライブは、「Masuo Live」という

 アルバムになっているが「Treasure Island」

 は入っていない。

・この曲をライブで聴きたいとずっと

 思っていた。もうこの二人が出てきた

 ときから涙が止まらなかった。

         *

・明治大学の留学生ケニーとドラムの北井さん

 の奥様 芹澤朋さんのテナーサックスも

 スペシャルゲスト。こちらは追悼ソニー

 ロリンズだ。「Sonnyside Up」はよかった。

         *

・大満足の最高のライブ。演奏が終わった

 ときの増尾さんの上気した顔が、これぞ

 Masuo Smile。

 

【日々のこと31】とも吉写真展

都電もなか

・年に一度の「とも吉写真展」に行ってきま

 した。いつも下町散歩をしながら会場の

 OGU MAGに向います。

・ことしは王子から。

都電S字カーブ

・まずは、はっぴえんどのジャケット中面

 に宮谷一彦が描いた都電のイラストが

 入っていますが、その元になったS字カーブ

 が王子駅前です。なんとなくこんなアングル

 だったかなあ。

・もちろん荒川線に乗ります。紙の博物館の

 小さなSLが見えたなあと思いながら、荒川

 車庫前と通過。中高生のころ何度も寄らして

 もらいました。懐かしい。

・宮の前で降りて宮の前商店街へ。

 サトちゃんの薬局やたばこやさんを

 通って尾久商店街へ。

・尾久商店街には「尾久セントラル劇場」

 の看板が。一度だけ来たことがある。

 外からはわからないがまだ劇場は残って

 いるようだ。開放したらおもしろいだろう。

 ・銭湯「ニュー恵比寿」を健在。

・商店街のはずれにOGU MAGはあります。

・いやぁ、最終日になってしまった。また

 また進化しているとも吉さんの写真。

 モノトーンの大判のプリントに挑戦したり。

 青色発色は師匠中里さんの小屋シリーズに

 近づいてきた。被写体は建物のキズで

 あったり、シミであったりなのだが光と影に

 よって見る側のそれぞれの想像力にはたらき

 かけてきて違うものに見えてくる。

「さて、コレはなにに見えるかな」ととも吉

 さんが楽しんで写真を撮っているのでは

 なかろうか。

か

・帰りは尾久駅まで歩く。久しぶりだ。

 尾久駅といえば「腸にミヤリサン」

 の看板だ。わたしが子供のころから

 あります。

・当たり前のことだが尾久駅からは

 乗り換えなしで帰れる。忘れていた。

【日々のこと30】大英博物館日本美術コレクション

・東京都美術館で開催されている「大英

 博物館日本美術コレクション」を見て

 きました。

・応挙や文晁もすごかったけどわたしと

 しては浮世絵にはうなりましたね。こ

 れだけの浮世絵の名品はいままでみた

 ことがない。春信の相合傘、広重の

 三美人。広重の三美人は構図が最高。

・でもって写楽。写楽はほんものを初めて

 みたのではないか。大首絵がこんなに

 たくさん。鬼次の見得。

・東海道五十三次や富岳三十六景。豊国

 に国芳。もちろん歌麿。

・堪能しました。

なぎら健壱『町の忘れもの』

 

・なぎら健壱『町の忘れもの』(ちくま新書)

 読了!

・撮影された写真とともに町から消えたもの

 や風景が紹介されている。すっかり忘れて

 いたことも出てくるなあ。なぎらは7つ上

 だけど同時代を生きてきたという感覚は

 あります。

・三角ベースの野球で近所のお宅の窓ガラス

 を割るはなしなんてそのままわたしのなか

 で記憶として残っている。

・最初に出てくるのが貸本。この看板は

 見覚えがある。根津のなかよし文庫だ。

 わたしが谷根千と関わり始めたころには

 まだ営業していたんじゃないかな。

・なかよし文庫の漫画本は谷中にあった

 はてなさんに委託されそこで何冊が

 買わせてもらった。大島弓子や寺田

 ヒロオ「スポーツマン金太郎」など。

 「スポーツマン金太郎」なんてじつに

 貸本時代の漫画だよね。

・どれを見ても懐かしい。行商を

 見たなあ。柴又に住んでいたころ、

 体調悪く1時間ほど遅れて出社した

 ときに京成線の高砂駅に停まって

 いたラッシュアワーを避けた成田

 から上野行きの行商専用列車。

 おばちゃんたちがいっぱいホームに

 出て乗り換えしたいたなあ。

・神田駅の西口に店を広げていた

 おばちゃんからよく草餅や大福なん

 かを買った覚えがあるなあ。でも

 なんで神田駅で降りたんだろう。

 

 

 

【日々のこと29】ブックオフで1万円

・ブックオフで1万円使いました。いやあ

 こんなことは初めてかも。最近はブック

 オフに行っても本ではなく古着やアウト

 ドアグッズを買ったりしていますが、

 それでも1万円も使うことはなかったな。

・伊丹十三監督「タンポポ」のDVD.を

 やっと手にいれました。ずっと探して

 いました。「あげまん」とか後期の

 作品はたまに見かけるのに「タンポポ」

 は見つけられなかった。そういえば

 「お葬式」も見たことないなあ。

・わたしにとっては邦画ベスト1作品。

 名画座では2年前に観て、その前は

 ずいぶんとむかしにBSで放映された

 のを観ました。やはり問題点がある

 のでいまのテレビでは放映できない

 でしょう。TSUTAYAのレンタルにも

 なかったなあ。

・そんなこんなですこした高かった

 ですが、やっと手に入れました。

 ブックオフへは別の目的で行って

 本のコーナーを見てついでにDVD

 でも見ていくかという感じで邦画

 ドラマのタ行を見たらささってい 

 て。この驚きといったら。

・ほかに購入したものは

・DVD「ベルリン天使の詩」

・「グレイトフル・デッドに

 マーケティングを学ぶ」

・「日本の名随筆 将棋」

・ちいかわグッズ

 でした。これら合計で約1万円

 のお買い物でした。