千石ブックメルカード 一箱古本市 in 千石

・「千石ブックメルカード 一箱古本市 in 千石」

 日時:10月20日(日)13時~17時(雨天決行)

 場所:童心社、風のやすみば、千石たまご荘、文京子育て不動産の4ヶ所

https://www.facebook.com/events/2281303025455619/


*「やまがら文庫」は風のやすみば(文京区千石4-5-2)

https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zvrGyLd9rhE/map に出店します。

久しぶりなので気合いの一箱になりました!

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高峰秀子 『人情話 松太郎』

・本を欲している。ことばを欲しているというべきか。

 そんなとき高峰秀子は乾きをいやしてくれる。

・この本は妻三益愛子を亡くした85歳の川口松太郎

 高峰秀子がインタビューしておこしている。ただ、

 会話を載せているというのではなく、そこは高峰秀子

 あって、自分のことなどもはさみながら進んでいく。

 ここらへんがうまいなあ、と思う。

高峰秀子 『人情話 松太郎』(ちくま文庫

 

人情話 松太郎 (文春文庫)

人情話 松太郎 (文春文庫)

 

 ・写真は文春文庫です。

山田詠美 『吉祥寺デイズ』

山田詠美のエッセイは安心できるんだよ。学年はひとつ上に

 なるけど生まれ年はいっしょ。「そうそう」とか、「わかるよ」

 とか。もう、読みながらウナヅイテばかり。たとえば、

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「西丸震哉という学者が “41歳寿命説” を唱えました。昭和34年以降

 生まれは早死にするというのです……添加物にまみれた子供時代を

 送りましたが、まだ元気です。」

>>

・この本、読みましたよ。そりゃチクロ世代ですからねえ、毒を食べて

 大きくなったのでしょうが。でもわたしのまわりの同年代も41歳で

 亡くなったものはいませんでした。

・「藤子不二雄A派」っていうのもわかる。これに関しては以前このブログ

 で書いたことあるけど。オバQ藤子不二雄世代なので、ドラえもん

 読んだことない世代なんだよ。大人になって笑ゥせぇるすまんだよ。

・それに60年代、70年代、80年代を知っているというのは大きいよ。

 

 

 

 

団鬼六 『真剣師 小池重明』

大崎善生の本などによくでてきて気になっていた

 小池重明。いやあすごい人物だな。破滅型のアウトロー

 将棋はめちゃくちゃ強い。

団鬼六だからつやっぽいところもあり。うーん読ませるな。

 初めての団鬼六でもある。

・なんどもいうけど棋士は外れた人物のほうがおもしろいわ。

 あとは坂田三吉ともうひとつ読みたい将棋本があるんだが。

 

 

北野新太 『透明の棋士』

・ほんと立て続けです、将棋本!

・これは記者から見た棋士。ということで

 大崎善生とはまた違った視点で見ている。

 対局が終わったあとのインタビューなど、そのときの

 棋士の息遣いが聞こえてくるようだ。

中村太地は性格がいいんだなあ。

・北野新太 『透明の棋士』(ミシマ社 コーヒーと一冊 2)

透明の棋士 (コーヒーと一冊)

透明の棋士 (コーヒーと一冊)

 

 

大崎善生 『将棋の子』

・きょうのNHK杯テレビ将棋トーナメントは

 久保利明九段x藤井聡太七段。いやあ、藤井が

 勝つと思っていたが、久保がねばったねえ。

 おもしろかった。

大崎善生 『将棋の子』(講談社文庫)読了!

将棋の子 (講談社文庫)

将棋の子 (講談社文庫)

 

 ・一気読み。やはり将棋は敗者だな。いままでも

 谷川とか、羽生の本を読んだことはあるが、

 それはそれで面白いのだが。苦悩して敗れていった

 元奨励会の人たちのその後。

奨励会の苦労とその後の壮絶な反動。

 

坂口安吾 『勝負師』

・いやあ、久しぶりの安吾。将棋と囲碁のことを

 集めた作品集である。文章が古びてないね。というよりも

 いまより新しいくらい。

・木村名人が塚田八段に負けて名人を譲る、その観戦記。

 終戦直後の名人戦がいまとは違っていておもしろいな。

 たばこはぷかぷか吸うし、升田は酒も飲んじゃう。

 それどころか……。

大山康晴の若いころのこと。

<<

彼ほど老成し、冷静な勝負度胸をもった男でも、ウヌボレからは

脱出できない。彼はいつもウヌボレで失敗した。しかし、落胆や

負けによって動揺したことがないのである。斬っても血がでない

とはこの男である。

>>

囲碁呉清源のことも知らなかったなあ。

・自虐的なこともおもしろい。

<<

三、四十年もたってみなさい。坂口安吾の「堕落論」なんて、なんの

こったこんな当たり前のこと言ってやがるにすぎないのか……

>>

・「堕落論」読み直してみるか!

坂口安吾 『勝負師』(中公文庫)読了。