高田渡写真集『高田渡の視線の先に-写真擬-1972-1979-』

高田渡の写真集が出るという。以前このブログで

 「高田渡の写真集でないかなあ」と書いたことがある。

高田渡の自伝「バーボンストリートブルース」(ちくま文庫

 の写真がモノクロでどれもよくて。写真のセンスが

 あるなあ、って思っていた。

www.rittor-music.co.jp

 

高田渡の視線の先に-写真擬-1972-1979-

高田渡の視線の先に-写真擬-1972-1979-

  • 作者:高田 漣
  • 発売日: 2021/04/16
  • メディア: 単行本
 

 ・ちょっと高いんだけど、ここのところ本買ってないからね。

  桶川の丸善まで行かないと売ってないかな。

 

殿山泰司が愛したジャズ

www4.nhk.or.jp・4/17(土)午後11時から午前1時

   NHK FM 「JAZZ TONIGHT 殿山泰司が愛したジャズ」

・なんと殿山泰司の特集番組があるとは。「JAMJAM日記」や

 「ミステリー&ジャズ日記」から選曲されるのであろうか。

 どんな曲がかかるんだろう。楽しみです。

新藤兼人『正伝殿山泰司 三文役者の死』(岩波書店 同時代ライブラリー)

 ・新藤兼人『正伝殿山泰司 三文役者の死』

 (岩波書店 同時代ライブラリー)読了!

三文役者の死―正伝殿山泰司 (同時代ライブラリー)

三文役者の死―正伝殿山泰司 (同時代ライブラリー)

  • 作者:新藤 兼人
  • 発売日: 1991/03/15
  • メディア: ペーパーバック
 

 ・『三文役者あなあきい伝』に続けて読んでしまった。

 こちらの初版の発行日が1991年3月15日。ちょうど

 30年前か。30年ぶりの再読になる。同時代ライブラリー

 というのも懐かしい。いつの間にかなくなってしまったなあ。

・こちらは「正伝」というだけあって、生々しい。そりゃ

 そうだよな、自伝は自分に都合よく書くもんね。

殿山泰司が最初に入ってのが新築地劇団の俳優養成所。

 その時の同期が千秋実多々良純。前にもこのブログに

 書いたが、以前わたしが住んでいたところから見える

 マンションに多々良純が住んでいるというはなしを行きつけの

 床屋さんから聞いたことがある。いつも近くを散歩して

 たわよ、なんて言われてへえーと思っていた。どこかですれ違って

 いたかもしれない。

タイちゃんは、戦争をやった日本を憎んだ。弟幸二郎を殺した

日本を憎んだ。日本なんてひっくり返ればいいと思った……

ニッポンのバカヤロー、と泥酔して叫んだ。

殿山泰司は戦後日本のまともな人間だということがよくわかる。

 酔っぱらわないと言えない弱さなんだけど、そういうところは

 ようわかるなあ。

・これは新藤兼人のことばだけれど

 戦前の広島を知っているわたしは、たった一発で全市をふっとば

してしまった原爆というものは、もはや兵器という概念を超えた

みな殺しの下につくられた、悪魔の凶器に思えた。

・戦争の時代を体験から出てきた重いことばが忘れられてきている。

 30年も経って本棚に埋もれてしみだらけの本だけど、こういう本

 を再読することは必要なのだな。

・さて彷書月刊 特集「殿山のタイちゃん」を引っぱりだしてきた。

 殿山泰司は続くのだ!

 

 

殿山泰司『三文役者 あなあきい伝(PART 1・2)』(ちくま文庫)

・ここんところ本が読めない。気になる新書を買ってきては

 途中で投げ出している。新書が読めない。

・本棚には読んでいない本がたくさんある。読もうと思って

 買ってきた本たち。そんな本が並んでいるのに、読もうと

 思う本が見つからない。そんな中で探しあてたのがこの本。

講談社文庫版がパート1が三冊、パート2が一冊。ちくま文庫

 版もパート1が三冊、パート2が一冊持っている。つまり、

 パート1が六冊、パート2が二冊ある。

・こんなに持っているのに『三文役者 あなあきい伝』はたぶん

 読んでいないと思う。殿山泰司は好きだから他の本は読んで

 いるし、これとついをなす新藤兼人「三文役者の死」は新刊が

 出たときにすぐ買って読んだ覚えがある。

・いや『三文役者 あなあきい伝』は少しは読んでいるのである。

 でもなんかいかチャレンジしているのに最初のほうで投げ出し

 ているのである。

殿山泰司『三文役者 あなあきい伝(PART 1・PART 2)』読了!

 でも今回は引き込まれて全部読んだ。そういうときもある。

 

 

 

 ・殿山泰司といえば、銀座通りから有楽町寄りには入った

 道にある「おでんお多幸」の息子。この本にも書いてあるが

 人出に渡ってしまって殿山とは関係なくなったが「おでんお多幸」

 にはよくいったな。ランチのおでん定食。夜も食べに行った。

 美味しかったな。いつの間にかなくなってしまったが。

          *

殿山泰司の自伝のような本である。あなあきい、とつけたのが

 よくわかる。「一番数多く戦死したのは大正っこである」と

 書いてあるように大正四年生まれの殿山のまわりには戦争で知人を

 たくさん亡くしている。ゼイタクは敵だ、というが「戦争ほど

 ゼイタクなものはない」とも言っている。なるほどほんとそうだ。

・「この国は革命が世界で一番遅い」とも言っている。現代で考えたって

 こちらはきちんと払っているのに私利私欲、利権にまみれて税金が

 あらぬことに使われていると感じる。あなあきいでいいじゃないかと

 思えてくるよね。

          *

・新宿DIGの階段を降りるというはなしも面白い。DIGとは懐かしい。

 新宿でよく行ったジャズ喫茶といえば紀伊国屋さくらやの地下に

 あったDIGだよ。忘れてた。個性的というか、胡散臭いひとたちが

 いつもいたよ。

         *

・ほんと面白かった。なんでこの本を読んでいなかったのか

 不思議である。みなさんにおススメします。さらっとしか書いて

 ないけど経験した戦争のことは重要な歴史です。おススメとは

 言っても女性にはどうかな。なんたって殿山泰司だからな。

 

 

城山三郎『雄気堂々(上・下)』(新潮文庫)

・埼玉の三偉人は、「群書類従」の塙保己一、「日本初の女医」荻野吟子、

    そして「日本資本主義の父」渋沢栄一です。なんてえらそうに言って

 ますが最近知りました。郷土愛が自慢なのになんてこった。

城山三郎『雄気堂々(上・下)』(新潮文庫)読了!

 

雄気堂々(上)(新潮文庫)

雄気堂々(上)(新潮文庫)

 
雄気堂々(下)(新潮文庫)

雄気堂々(下)(新潮文庫)

 

大河ドラマの進行を待ち切れずに読んでしまいました。

 渋沢栄一のこともほんと知らなかったな。

・先日、深谷の先の岡部を散歩したのですが、高島秋帆幽閉の

 岡部藩代官屋敷跡という案内を見つけて、こんなところに

 あるんだと思った。だいたい岡部藩なんてあったことも

 知らなかった。自称埼玉愛が泣けてきます。

         *

徳川慶喜のことも改めて知ることになった。大政奉還がなぜ

 すんなりいったかというのも徳川慶喜尊王攘夷水戸藩出身

 だということ。ちょっと考えればわかることなのに。

蛤御門の変は、長州対薩摩会津の闘いだと思っていたが、トップに

 は徳川慶喜がいたということも知らなかった。

・ずいぶんむかしだけど司馬遼太郎「最後の将軍」を読んでいるんだから

 知らなかったというよりすっかり忘れてしまっていたんだな。

         *

城山三郎面白いなあ。これもむかしだけど「落日燃ゆ」を読んで以来

 じゃないかな。「男子の本懐」でも読んでみるか。こういうのが

 なかなか古本では見つからないんだよな。

金智英『隣の国のことばですもの』(筑摩書房)

 

隣の国のことばですもの ――茨木のり子と韓国 (単行本)
 

・金智英『隣の国のことばですもの』(筑摩書房)読了!

・きょうの新聞に内閣府の外交に関する世論調査が載っている。

 日韓関係は、「良好だと思わない」「あまり良好とは思わない」

 が82.4%だという。高い数字だなあ。

・知人にソン・ガンホがいいよと勧められて、初めて韓国映画

 「タクシー運転手」を観たんだけど面白かった。こんな存在感

 のある役者は日本にいないなあと思った。それで「パラサイト」

 だもんね。韓国映画のこと知らなかった。

・隣国のことを知ろうとした茨木のり子、その茨木のり子を知ろう

 とした金智英。茨木のり子の詩作の背景にあるものを綿密にとことん

 追及していく。理解を深めるということはこういうことだよね。

『埼玉のトリセツ』(昭文社)

 

埼玉のトリセツ

埼玉のトリセツ

  • 発売日: 2020/06/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

・『埼玉のトリセツ』(昭文社)読了!

・いやあ、面白かった。この本、硬くないところがよい。

 たとえば、埼玉県の木は?とか、そんなところから入って

 いたら手に取らなかった。

・副題「地図で読み解く初耳秘話」、そのままですね。さすがに

 地図の昭文社。カテゴリーも偏っていていいなあ。鉄分が多めだし。

 東上線の名前の由来なんてほんと初耳。知らなかった。

          *

・小学三年生だったろうか、社会科の副読本で「さいたま」というのが

 ありました。埼玉の郷土史を中心とした冊子でこれがはまりました。

 遠足で吉見の百穴やさきたま古墳群、長瀞に行ったこともプラスになって

 埼玉愛が芽生えたのだ。あれから続く「埼玉プライド」。