2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

遅ればせながら佐野眞一にはまりそう

佐野眞一「人を覗にいく」(ちくま文庫) を読んでいる。興味のある人をつぎつぎとたずねていく ノンフィクションである。つげ義春、出久根達郎の名前が でてきたので読もうと思った。最初のつげは、面白くなかった。 いままでインタビューを受けてきたこと…

あほなわたし

先週の火曜日に吉祥寺・ぶっくおで「チャップリン自伝」 (新潮社文庫)上下2巻を買う。 片方600ページあまりのボリューム。 土曜日に本の整理をしていて気がついた。 下巻を2冊買ってしまったのだ。 チャンチャン。

永島慎二雑記21

きょうはちょっと長くなるかな。 中野晴行・編「マンガ家誕生。」(ちくま文庫)には 石森章太郎も書いている(石ノ森はなじみがない)。 手塚治虫との出会いが書いてある。そのなかで 手塚から手伝ってほしいとの電報をもらい、上京する。 この時、石森はま…

久しぶりの赤い人

先日はへんなブログを書いてしまった。 きょうはゼロックススーパーカップを国立に観に行った。 れっずさぽを公言・自認しているのに2年振りのなまでした。 明日の新聞は「主力の多くが怪我で戦力ダウン」を 理由にするだろうな。「守備崩壊」とかね。 そり…

感謝!

いまの気持ちをどうブログで伝えればいいのか。 あまりにも突然の出来事で。思ってもみないことで。 「ちゃんとしろよ」っていうメッセージをいただいた ような。気持ちを熱くさせて、奮い立たせてくれて。 安くいえば、感動を与えてもらった。こんなことは…

だらだらと書いてしまった

きのうのつづき。西岡恭蔵の「アフリカの月」を 聞いたことがない、と書いたがもしかしたら 聞いていたかもしれないということを思い出した。 15年ほど前になるか、吉祥寺の曼荼羅2へ 西岡恭蔵と大塚まさじのジョイントライブに 行ったことがある。「プカ…

「アフリカの月」3種

いまは亡き西岡恭蔵の代表作といえば「プカプカ」が有名だが。 きのうもテレビでイッセイ尾形が好きな曲にあげていたっけ。 その「プカプカ」に並ぶ名作が「アフリカの月」。いろいろな 人がカバーしている。西岡夫人であるクロちゃんの追悼盤 「KUROちゃん…

永島慎二雑記20

朝日ジャーナル臨時増刊「手塚治虫の世界」 (1989年4月20日号)を本棚より取り出す。 手塚治虫は1989年2月9日に亡くなっている。 これは追悼号。角界の多くの人がマンガや コメントで悲しみを表現している。 永島慎二は「旅人くん」の6コママ…

永島慎二雑記19

前回(永島慎二雑記18)で「紙魚の王国」での永島慎二 インタビューのことを書いたが、その時のインタビューアー が中野晴行。くしくも手にした「マンガ家誕生。」 (ちくま文庫)の編者であるとは知らなかった。 この本の解説でそのことを知った。もちろ…

いまユースホステルはどうなっているのだろう

永沢光雄とならんで、ひとつ年上ではあるが鴻上尚史 の発言に同世代を感じることがある。その鴻上の インタビューが今日の毎日新聞に載っていた。 僕もその(60年代の学生運動をさす)10年後に大学に 入ったけれど、いわば「祭りの後」の荒れた大学だっ…

川崎の古本市で買いました

田中小実昌の「ポロポロ」(河出文庫)が読み終わって、 マルセ太郎「芸人魂」(講談社)を読み始めた。 マルセ太郎のことばで 弱者に記憶あり ということばが好き。というより、ぐさっときた。こころに。 確かにいろいろな場面で考えて、このことばはことご…

気骨のひと

現代の日本人がなくしたもので一番大きいのは、 気骨ではないか。筋が通っていて、骨のある人は 少なくなった。わたしの少年時代はまだ気骨のひとが いっぱいいたような気がする。じいさん、ばあさんの年代。 うちのおやじは大正末生まれだが、感じることが…

永島慎二雑記18

永島慎二に初めて会ったのは1985年ころ。 浦和での新日本文学会勉強会でのこと。 その時に作品のシリーズに色が入っていることを 質問した。あがっていたのだろう、 答えは覚えていない。1996年の雑誌「紙魚の王国」創刊号(籠目舎) でのインタビュ…

気分で本を買っている

いつも古本を買う時は、田中小実昌をアタマにおいて 店に入る。のだが、いつもずれるのである。その例を4つ ・東小金井の古本屋で中公文庫と河出文庫の「ポロポロ」 を見つけるが河出文庫の「ポロポロ」を持っている からいいやと思い買わず。 ・荻窪の古本…

FC多摩か

久しぶりにサッカーマガジンを買う。そのなかで「J1の今年の展望」と いう対談が組まれており、「大都市にはビッグクラブが必要だ」 ということが語られている。そうあるべきチームとしてFC東京があげられていた。 そんなはなしを仕事仲間でFC東京サポのSさ…

中年御三家健在なり

本当は1974年発行の単行本が欲しかったのだが、 古書価が高く、手が出なかった。ので、文庫本を買う。 小沢昭一「珍奇絶倫 小沢大写真館」(ちくま文庫) えろい写真が紹介されているのだが……もとい、 えろい場所の写真が載っている。まあ、なかにはえろ…

中年御三家とはちと古い

昼間のあたたかさは異常だ。このままいったら 雪が降らない東京の冬になりそうだ。気象だけでなく、 社会もおかしいことだらけ。そんな世の中に 野坂昭如のコラムが毎日新聞で始まった。月2回の連載の ようだが。野坂が現代をどのように語ってくれるのか、 …

なにがおもしろいって

いやあ、待たされました。くたびれちゃった。 雑誌「酒とつまみ」(第9号)のこと。 いちばん好きなのは「酔客万来」。 笑える笑える。毎回毎回。(内容は述べない) ゲストを招いて飲みながらのインタビュー。 この人選がよろし。飲んでいるから、 気は大…

昨今の新聞コラムはこればっかり

毎日新聞の永六輔のコラムはいつも楽しみにしている。 きょうは例の失言のはなしである。これが騒動の本質を ついている 政治家は人の話を聞くことをしない。普段、人の話を聞かない 人に話の上手な人はいない。 なるほどね。それが失言につながっているんだ…

乱読家は愛娘家

先日、仕事仲間のIさんと酒を飲んだ。実は二人とも痛飲したのだが。 このIさんも本が好きでいつも片手に文庫を持っている。 飲みながらIさんにいま読んでいる本を教えてもらったら、 三崎亜紀「となり町戦争」(集英社文庫)……だと。 今度、映画になるんでと…