2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

小沢征悦のことば?

小沢征悦がテレビで言ってたこと。 ……………………………… わたしには、夢がある。 夢のあるものは、希望がある。 希望のあるものは、計画がある。 計画のあるものは、行動がある。 行動のあるものは、実績がある。 実績のあるものは、反省がある。 反省のあるものは…

たまにはまじめに本屋のはなし

全国古本屋地図 改訂新版(日本古書通信社)1998年。 これを読んでみるとなかなかおもしろかった。 台東区・大和書店 「店を持たずに車で吉原を流し、特殊浴場街の泡姫たちに本を貸す」 吉原の泡姫はどんな本を読んだのだろう。それも古本屋から 本をか…

ボツ川柳を再生中1

毎日新聞の万能川柳に投稿しているのであるが、 ボツの川柳がたまってきたので、ブログで再生する。 …………………………………………………… うちの子の隠れた才能引き出しに 廻る皿とって喰うのはわたしだけ 中身より買う気にさせる表紙の娘 知事さんが一回乗った赤字線 腕ま…

内向きな日本人

最近の凶悪事件報道を見ていると、内向きなこと が多いように思う。自分の家を放火した事件。 こころの中がそのまま表現されているようだ。 父親に「勉強せい」って言われて、なんでその気分が 外にいかないんだろう。単純に考えたって、家にいるのが いやで…

「リアリズムの宿」に行く−4

山から降りてきて、はじめての一軒家。地図をみても ガイドブックをみても今日泊まろうと思っていた小屋 であることは間違いない……と思う。表札も看板も でていなかった。小屋にはおばさんがいた。 「一晩、泊めてください」といったら、「わたし ひとりだか…

「リアリズムの宿」に行く−3

つげ義春の「リアリズムの宿」の中で、国民宿舎や民宿より安いから いつも商人宿に泊まる……と書いてある。 わたしも一度は商人宿に泊まってみたいと思っていた。 台風の最中、鹿児島県甑島の浜辺でキャンプをしたことがある。 内湾になっていたので、高波の…

オシムならベスト代表監督

わたしのこのブログは、2006年の5月20日から はじまっている。最初の回はあいさつであって、 実際は5月21日からだった。選んだのは 木村元彦著「オシムの言葉」(集英社インターナショナル) だった。いまでもこの本は今年のベスト本。 本に感銘を…

ブラジルとの敗戦に思うこと

W杯ブラジルとの試合を観ていて、思ったことがある。 ロナウジーニョである。あれって。 ロナウジーニョは敵じゃん。でも、争っている相手 に思えない。これってなんだろうかって。 はっとした。ロナウジーニョをテレビでよく 観ているから親しみがあったの…

改題 「リアリズムの宿」に行く−2

つげ義春は、リアリズムを「生活の臭い」と訳している。 リアリズムには触れたくないといっている。 日常生活から解放されたのが、旅=非日常なのだから これは至極あたりまえのことである。 冬の木曽を旅して、岐阜・恵那に抜けて宿をとった。 ほんとうに小…

W杯だから閑話休題

よく日本代表の選手に「国を背負って戦っている」なんて、 いうことが言われますが。国を背負うってなんだろう。 W杯直然に「ドイツW杯 世界のスーパースター 〜祖国のために旋風を〜」というNHKスペシャルが放映された。 アンゴラのアクア、ウクライナのシ…

「リアリズムの宿」を探してー1

「つげ義春のような旅がしたい」といったのは椎名誠。 出典忘れた。わたしも同じようなことを考えて旅を したことがある。 つげ義春「夏の思いで」(中央公論社)1988年 この作品集のなかにも載っている「リアリズムの宿」。 これにならって、冬の津軽・…

読めなくなったときの太田蘭三

難しい本を読んだあとや仕事が忙しくって アタマが疲れている時は、太田蘭三。 とにかくすらすらとアタマに入っていく。 テンポがいいんだなあ。もう、何十冊と 読んでいるが、あきがこない。 早いときで1日で読めてしまう。 それだけはまってしまうという…

豊田さんの記憶力

1977年1月7日のサッカー高校選手権決勝戦。場所は国立。 浦和南対静岡学園。結果は浦和南が5x4で優勝する。 29年も前の試合を淀みなくはなしをしてくれたのが 豊田充穂である。わたしも国立でこの試合を観戦していた。 浦和南が優勝したのは覚えて…

閑話休題ーお茶を濁す

今日も3試合観ました。これから、ポルトガルxイラン戦です。 もちろんテレビ観戦ですが。オランダのロッベンやアルゼンチンの メッシが目立った活躍をしています。22歳と18歳。 ワールドカップで売り出そうという若い選手が日本にはいない。 ギド・ブッ…

岡本太郎の視線

岡本太郎のイメージは、ずっーと狂気の芸術家だった。 目玉をむき出しにして、ひと呼吸おいてしゃべりだす。 そんな感じ。インパクトはすっごくある。 小学校5年の時が大阪万博だったのだが、太陽の塔を まねてカラフルな絵を描いた思い出がある。 最近、岡…

閑話休題ー”す”のシンジ

ちょっと前に小野伸二がトヨタのCMにでていたのを 覚えていますか。女の子がリフティングをしている シンジに「もっと練習しろよ」みたいな感じだった。 CM好感度ナンバーワンだった。 小野伸二にサインをしてもらったのは、浦和レッズに入る前。 まだ、学ラ…

屈折の花村萬月

最近、小説はほとんど花村萬月しか読んでいない。 人間をそのまま吐き出したような文体を奥歯を 噛み締めながら読んでいる。 花村萬月「百万遍 青の時代 上下」(新潮社) 2003年 この本ではないが「本を読む暇があったら、 旅行にでもでなさい」なんて…

阿佐ヶ谷Cobuにて-Four

喫茶室「Cobu」は、阿佐ケ谷南口をでて アーケード街であるパールセンターの中程にある。 入り口はちょっと変わっていて、婦人装飾雑貨 「スミレ」の店内を通った、奥にある。 落ち着いた装飾で、珈琲とケーキがおいしい。 永島慎二遺作展は、今月20日まで…

阿佐ヶ谷Cobuにて-Three

永島慎二原作で「黄色い涙」が映画化されるという。 「黄色い涙」は確か漫画のシリーズの名前で、原作は 「若者たち」。1974年にNHKでドラマになった ことがある。当時、わたしは中学生であったが、 このドラマで永島慎二を知ることになるのである。 こ…

阿佐ヶ谷Cobuにて-Two

2000年2月が、永島慎二18回目の個展 であった。「病気治療に専念しますので、 来年は個展を開きません」とおっしゃっていた。 お会いした感じでは、別にどこが悪いという ふうには見えなかった。来年は無理でも、再来年は大丈夫だろうと思っていた。 …

阿佐ヶ谷Cobuにて-One

今日は、どうしても阿佐ヶ谷にある喫茶Cobuに 行こうと決めていた。喫茶Cobuは、永島慎二が 長年個展を開いていたところであり、河北病院に 通院しているときにもよく顔をだしていたところである。 わたしが、はじめて喫茶Cobuに来たのは、 1988年の2月の個…

つらつら東京フランキー

みんなの知らない本のことをつらつら書いていても、 読者ばなれしていくだけなので………… 扶桑社から「en-taxi」という雑誌が出てまして、まあ リリー・フランキーの東京タワーが連載されていたわけです。 連載が終わって「en-taxi」10号(2005年夏号)…

漂流記

みんな忘れていると思うよ。武智三繁。わかんないよな。 2001年の夏に漁船で漂流して37日ぶりに助けられた人。 なんとなく思い出してくれました。この人が助けられて テレビのニュースに出てきた時の印象がすごかった。 ユーモアがあって、前向きで客…

山野井泰史の人間性(2)

山野井のいいところは謙虚さ。スポンサーに 道具を提供してもらうのに余分な要求はしない というんだな。山の道具は使い慣れたものを使うと いうのが基本だが。でも、予備はほしいよな。 普通の山登りとは違うんだから。 海外の山に登っていたら金はかかる。…

山野井泰史の人間性(1)

春歌なんてことばかり書いていると女性に嫌われて しまうので、別のことを書きましょう。 山野井泰史を知らない人は、11日(日)夜11時から のTBS「情報大陸」を観てください。本を読むなら、次の3冊 「ソロー単独登攀者 山野井泰史ー」丸山直樹 (山と…

春歌考ーその3

なつかしいなあ。これは、「よさほい節」 ………… 七つでたホイのヨサホイのホイ 質屋の娘とやるときなゃ 出したり入れたりせにゃならぬ ………… これは、大正13年に広島の演歌師 秋月四郎歌いはじめた 流行歌がもと歌。 もうひとつ、「おっぴょ節」 ………… みっつ…

春歌考ーその2

昭和49年頃、TBSラジオで日曜日の深夜12時から 劇団未来劇場のラジオドラマがあった。 エッチな内容のドラマばかりで当時中学生のわたしには 充分刺激的であった。ボッカチオ作デカメロンだったと 思ったがその中で歌われていた歌が妙におかしかった。 ……

春歌考ーその1

大学に入ったばかりの頃は、なにごとも新鮮で、 やることなすこと楽しくてしょうがなかった。 そんななかでもいまは亡き水道橋・後楽の二階での 飲みながらの芸大会は特におもしろかった。 そしてそのはじまりはいつも春歌だった。 なつかしい想い出だけでな…

ゆるして閑話休題

オリンピックと並んでこの時期になると買ってしまうのが 『Number(654-656号)」本棚に増えるばかり、 ここのところずっと買わずに我慢していたのに。 買う動機にさせたのがカズとヒデの対談。ヒデが他では言わないような ことをしゃべっている。カズがうまく…

またしても閑話休題

今週のサッカーマガジン(1083号)のなかで 大住良之がおとといのドイツ戦を前に書いていた。 「なぜ、いまドイツ戦か」と問いかけている。 W杯直前に大国ドイツと試合をして、負ければ 自信を失いかねない。勝っても過信や周囲の過剰な期待に つながる…