2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

価値ある105円

写真家の鬼海弘雄は、哲学者・福田定良との出会いに大きな影響を 受けたと以前、毎日新聞で語っていた。福田定良の本は古本屋で 何度か手にしたが読み切れる自信がなく買ったことがなかった。 福田定良「雑談のなかの哲学」(西田書店)を荻窪のささま書店の…

きょうの新聞の一面

書かれたものはいくらでもあるが、書いたものは これだけではないか。夢を食いつづけた男―おやじ徹誠一代記 (朝日文庫)作者: 植木等出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1987/02メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 29回この商品を含むブログ (11件) を見るこ…

結局、開花は例年並み

昨年の11月におじがなくなった。こどもの頃いっしょに 暮らしたこともあるのでショックだった。享年60。 このおじと40年前におふくろの田舎で芋掘りをした。 ざくざくとじゃがいもが土のなかから出てきたのを見て 興奮した。これがわたしの初めての農…

車窓派?

さっそく手に取りました。岡崎武志「読書の腕前」(光文社新書) おもしろくってずんずん進む。本を数冊もって目的なしに 鈍行列車に乗って日帰り旅行にでるとあるが、 わたしにはこのような「本を読むための旅行」ができない。 通勤電車ではいつも本を読ん…

訂正がはいってました

河上さんのブログに一箱古本市について お知らせが入っています。 もしも、わたしのように応募された方 確認してください。 http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/

モノクロ・銀塩・組写真

忘れていたよ。写真にこんなジャンルがあったこと。 田中雅夫「組写真をどうつくるか」(ダヴィッド社) 写真が実にいい。シワクチャな老人の顔、 競馬場でたたずむ人、街中のカップル、 チンドン屋、朝市……。初版は1969年。 当時の社会、風俗をいきいき…

中八は川柳がへたにみえる

またも訃報か。川柳作家の時実新子。 2年前に教育テレビで「川柳塾」の解説をしていた時は 元気だったのに。本は1冊だけ読んだことがある。 「新子流 川柳入門」(ネスコ)。江戸時代の古川柳の本は 何冊か読んだのだが、現代川柳の本は初めてだった。川柳…

つれづれなるままに

徒然草 第百四十九段 『鹿茸を鼻にあてて嗅ぐべからず。 小さき虫ありて、鼻より入りて脳を食むといへり」

わたしの最近は10年まえ

漫画誌「アックス」を読んでいて、ぴくっとひかかってきたのが 福満しげゆき。小心者の主人公がでてくるんだが、その心情が よくかけている。強いものに異常にあこがれて、コンプレックスを 持っていて。じぶんのなかにあてはまることばかり。 こんな漫画は…

この国にサッカー文化は根付いたのだろうか

朝の中央線内での会話。 「そりまちっていいわねえ」 「あの新潟で監督してた」 「そう、いまは五輪監督。慶応をでて選手生活は短かったけれど、 監督を志して新潟の監督になったの。ジーコじゃやなくって。 えーと」(選手生活短かったけなあ?) 「オシム…

復刊しないかなあ

探している雑誌がある。「Outdoor」(山と渓谷社)の最終号。 「Outdoor」は1978年創刊かな。大昔のはなしは置いておくが。 2000年頃、特集がいいときに買っていた。バブルの頃、この雑誌は モータースポーツに染まっていた。4WDやオートキャンプ。…

ホッピーは飲みませんでした

大竹聡「中央線で行く東京縦断ホッピーマラソン」酒とつまみ社(仮) のことは以前書きました。東小金井で紹介されていた「やまちゃん」 に行ってきました。本当にひとあたりのいい店主で飲み過ぎてしまいました。 カラオケも勧められて「千の風……」を歌詞も…

「捨てる技術」がなつかしい

佐野眞一「人を覗にいく」(ちくま文庫)では網野善彦も紹介されている。 網野善彦を最初に読んだのは講談社日本の歴史シリーズ 第0巻「日本とは何か」だった。この本読み進んでいくうちにはまってしまった。 富山だったかなあ、日本海を中心にした地図がで…

悩むな考えろ

あまりブログで訃報は書きたくないのだが……。 哲学者の池田晶子が亡くなった。人に勧められて 「14歳からの哲学」を読んだのが始まり。 読み終えるのに時間がかかった。哲学は苦手の分野なので、苦労した。 それからもいくつかの著作に手をだしているが。 …

もう春なのだよ

カウントが1000を超えた。ありがたいことです。 今日も佐野眞一「人を覗にいく」(ちくま文庫)から。 古沢岩美という画家へのインタビュー。 僕はお葬式にいくとまっすぐ家に帰れない。ところが 女を抱くと安心して帰れるんです これを読んでいて思い出…