火野正平の本

・土曜日の朝7時半、TBS「さわこの朝」を気になる人がでると
 観ている。阿川佐和子がゲストをよんでのトーク番組。
・先週は、待ってました火野正平。NHKBS「にっぽん縦断こころ旅」
 を観だしてから、火野正平にはまっている。

正平「飲みに行こうよ」
佐和子「奥さんと三人だったら、いいですよ」
正平 佐和子をじぃっーと見ている
佐和子「そんなに見つめないでくださいよ」
と目線をそらしてうしろを向く

・ちょっとうまく書けないがこのやりとりが面白かった。
火野正平は、マジなのか、サービスなのか、演技しているのか。
 それに対しての阿川佐和子の返しも永年の経験が入っていて
 お手の物って感じ。
         
毎日新聞の「長屋のご隠居・てれび指南」というコラムで
 火野正平を再三取り上げているが、

パスタを音を立ててすすり、薬味にむせる火野正平の町人食い
(「にっぽん縦断こころ旅」NHK)の親しさ。

・「孤独のグルメ」の武士食いに対する町人食い。うまいな表現だな。
         
・そうわたしが好きなのは、火野正平の親しさなんだ。地井武男
 吉田類にも通じるもの。お笑い芸人のグルメ番組にないもの。
・メシを喰うときの食堂のおばちゃんとのやりとり。あいさつが
 しっかりしているんだよ。そこにこころくすぐるものを持ってくる。
火野正平のプレイボーイってここですね。
         
・前置きが長い(笑)。ということで火野正平の新刊を読みました。

火野正平「若くなるには時間がかかる」(講談社

火野正平 若くなるには、時間がかかる

火野正平 若くなるには、時間がかかる

・タレント本なんて久しぶり。風吹ジュンのむかしのパッシングが
 知りたくて読んだのはいつだったか。
・まあ、聞き書きなんでスラスラと読める。クルマのはなしとか、
 好きなテレビ番組とか、どうでもいいことはタレント本だな。
 質問を受けてそれに答えているだけ。
・スキャンダルがあったときの梨本勝のはなしはおもしろかった。
 ここには書かないけど。
・「芝居を観ているのではなく、役者を見ている」というのは
 こころに残った。いい芝居じゃなくて、いい役者。
・あと、期待していたのに「にっぽん縦断こころ旅」のことが
 まったく書かれていない。そういう方針でつくられた本なのだな。