いわゆる「シェー世代」

・幼稚園のころ(おっちゃん相当古いはなしでんなあ)絵のうまいカッちゃん
 っていう友達がいた。カッちゃんは「おそ松くん」のキャラクターが
 全部描ける。わたしもまねするのだがうまくいかない。
・新聞の折り込みチラシの裏に何回も何回も描いていた。
 そんななかでチビ太だけはようやく描けるようになった。

・いわゆる「シェー世代」を生きてきたからね。赤塚不二夫
 亡くなったという知らせはなんかね。
毎日新聞の追悼記事で「丸出だめ夫」の漫画家・森田拳次のコメント

「残り少ない人生をどうする」という話をした時、2人とも「目が見えない
人のための漫画を描きたい」と同じことを考えていた。赤塚さんは点字付き
絵本を出した。元気だったらもっと出せたのにと思う。

・ここ何年か点字のカレンダーを作っている。コンセプトは、目の不自由なひと
 だけでなく健常者も楽しめるカレンダー。
・2007年版は「駅メロカレンダー」。最近JRの駅で電車が発車するときに
 ご当地メロディを流すところがある。たとえば高田馬場だと「鉄腕アトム」。
 西立川だとユーミンの「雨のステイション」。
・そのメロディの楽譜を点字にして、イメージに絵や写真を入れた。
 12月は青梅駅。「ひみつのアッコちゃん」。
 原画のポジを借りてビジュアルに使わせてもらった。
森田拳次のコメントを読んで、ちょっとは赤塚の気持ちを具体化できたんだな
 と思った。