喰わず嫌い

喰わず嫌いということばがあるが、わたしには
読まず嫌いの分野がある。それは外国の本である。
どうしても登場人物が覚えられないのだ。チャーリーが
敵なのか、味方なのか。ジェームスは犯人なのか、被害者なのか。
このあたまのわるさ。どうにかしてくれえ。
というのが屁理屈。
人に勧められてジョン・ダイング「死の蔵書」(ハヤカワ・ミステリ文庫)
を読んだ。大ベストセラーらしい。新刊で買ったのだが、43刷になっている。
これがね、おもしろかったのよ。古本屋が題材だということもあるけれど……。
日本もアメリカも古本の世界は変わらないな。
あいも変わらず548ページの文庫を読み終えるのに2週間もかかってしまった。

死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)