いい客ではなかった

夕方、秋葉原で仕事をしてどうにか閉店間際の「アクセス」に
間に合った。あせって本棚を見て回る。ちょっと自分がいやになる。
なにをあせって本を探しているんだろうか。いまさら。
いままで永年「アクセス」に通ってきてなんで買わなかったのだろうか。
こんなにいい本が並んでいるというのに。
真剣に本棚を観たのははじめてかもしれない。
雑誌のバックナンバーが充実していたことがよくわかった。
あれもこれも欲しくなってしまった。もっとここで本を買えばよかった。
なにをいまさら。
「アクセス」で買った本3冊。
塩山芳明「俺が踏みつけた東京の暴れん坊」(右文書院)
・「夜のもひとつ向こうに 菅原克己の風景」
・山之口泉・沖縄タイムス社「アルバム 山之口獏」(沖縄タイムス社)
塩山さんの本はサイン入り。帰りの電車のなかで読み始めたらとまらない。
「過激にして繊細」ってだれのことばだっけ……そんな感じ。
人名索引に永島慎二を見つける。169ページ。

今は誰も知らやぁしねえよ、ンな爺さん!

自称永島慎二原理主義者のわたしですが、この評価は冷静に客観的にみたら
そのとおり。「青春漫画の教祖」「阿佐ケ谷のカリスマ」的なことを
言われてきて、いつもそんなことばでしか表現できないのかと思っていた。
本人もそんなレッテルをはられることを好まなかったと思う。
「誰も知らない爺さん」なんて言われて本人は天国で苦笑しているだろうな。
あしたも仕事サボって「アクセス」に行くかい。
腹が減ったので念願の「ヒナタ屋」に行く。お二人と歓談しながら、おいしい
チキンカレーを食す。「ヒナタ屋」で田川律三上寛の対談が載っている
「ぐるり 10月号」を買う。12月のイベント。

ヒナタ屋のイベント。
12月8日(土)は『りつ・つくる』第2回 豚肉の梅酒煮の巻 です。
田川律さんのお料理がメニューに加わる日。
5時半からだそうです。

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東京の暴れん坊―俺が踏みつけた映画・古本・エロ漫画

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