ローラとメモリー

・きのうのつづき。守口の事件は、軽く考えられているようだ。
 新聞やテレビでの報道を見ると。いま自分の意見がまとめられ
 るわけではないが深く思考していきたい。
田中小実昌「かぶりつき人生』(河出文庫)を読了。
 どこまでがフィクションでどこからがノンフィクションなのか。
 単純なわたしは読んでいてすぐだまされてしまう。
 うまいなあ。
雨宮処凛「生き地獄天国』(ちくま文庫)を読み始めている。
 このあいだの花村萬月がほめていたのと高橋源一郎との
 対談を毎日新聞で読んだことがきっかけ。それがなかったら
 読まなかった本。
・でも読み始めるとハマってしまった。帰りの電車も乗り過ごし
 そうになった。自分の人生はこんなに強烈ではないが、
 なんか感じるところがあるんだな。
・仕事ではパソコンのカタログをつくっているのだが、きょう
 クライアントから訂正が入った。20代のコーディネーターから質問を受ける。
 「ローラーをローラに変更しろという指示ですが、全部直すのですか?」
 「うん、西城秀樹だな」そこに同じ年の担当デザイナーが加わって
 「ローラーはローラにするそうですよ」というと、このデザイナーが
 「西城秀樹でね」もう、おじさんのいうことはいっしょ。つづいて
 「メモリーはメモリに直すのですか?」には
 「松崎しげるだよ」って。そんなこと70年代を生きていないと
 わかんねえよな。

新編 かぶりつき人生 (河出文庫)

新編 かぶりつき人生 (河出文庫)

生き地獄天国―雨宮処凛自伝 (ちくま文庫)

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