きょうの毎日朝刊「余禄」

・きょうの毎日朝刊「余禄」に市川崑監督の記録映画「東京オリンピック
 の記事が載っていた。この映画のオープニングは、鉄球が古いビルを
 破壊する場面から始まるそうである(小学校でこの映画は観たがこの
 シーンは覚えていない)
・古い東京が壊されて新しい道路や建物が作られていくのがオリンピック
 であると言っているのだ。そうでなくてもこのところ愛される喫茶店
 書店が閉店ニュースがTwitterに多く流れている。また、谷根千界隈で
 も風景が変わるような開発計画があるようだ。古きよきとか、ノスタルジー
 だけをいうつもりはないが、ぽっかりと穴があくようなさみしさを
 最近かんじるんですよ。オリンピックの名のもとに行われるスクラップ
 &ギルドだけは勘弁願いたい。
          
・東京でオリンピックを開催するという意味はなんだろうかと考えて
 しまう。東京での開催が決まったことで、それ以外の日本の都市での
 オリンピック開催は、50年以上も先になるのではないか。いままで、
 候補として敗れた名古屋、大阪、福岡が再度候補として挑戦できるのは
 ずいぶんと先のことになってしまった。
・そういう地方で開催する権利?を東京が奪ってしまったのではないか。
 東京の一極集中、地方の衰退がいま以上に進んでしまうのか。
          
・ことし7月の全国の有効求人倍率は、0.94。都道府県別でみると
 東京がトップで1.37。最下位が沖縄で0.55。その前が埼玉で0.63である。
 埼玉は、東京で働くよりも近い地元で働きたいという希望が多いため
 低くなるのだそうだ。
・これからを考えると東京の有効求人倍率は上がっていくだろう。それに
 比べて地方は下がっていくんじゃないかな。
・オリンピックバブル後の長野の教訓を生かしていけば、地方でオリンピ
 ックを開催したほうが、活力になると思うのだがいかがでしょうか?