不忍ブックストリートの10年

・先週の土曜日は、夕方にミニ一箱古本市「助っ人さんの箱」の
 箱=ワイン箱をカートに乗せて、えっちらおっちらとHAGISOへ。
・この日は、HAGISOではジャングルユキさんの占いが行われている。
 せっかくだからユキさんに占ってもらう。久しぶりである。
・タロットカードをめくってもらう。「やる気のない」カード。
 どうもこんな調子が続くようだ。
・思えば、占い師と知り合いになるとは不忍に関わるまでは
 考えられなかった。だいたい自分が占ってもらうというのも
 10年前まで……ないなあ。
          
・その後ユキさんと一緒にバスに乗って護国寺で降りてジャングルブック
 へ。そこからケンさんも合流して雑司ヶ谷鬼子母神通りへ。
・この日は、雑司ヶ谷ではお会式というお祭りがある。万灯の行列が池袋から
 鬼子母神まで行われる。みちくさ市の会場でもあるガレージへ。ここで
 わめぞのメンバーといっしょに行列を見る。不忍のみんなもちらほら。
 見るというより、小太鼓を借りて2時間たたきっぱなしだった。

・19日の最終日はミニ一箱古本市「助っ人さんの箱」。この日は仕事で、
 終了5分前に駆けつけました。スカスカの箱でしたが、いい本が手に入った。
・10人の助っ人さんが本を持ち寄った「助っ人さんの箱」。結構、
 マニアックな本がありました。ほとんどの方が店主初体験。
・ある助っ人さんが言ってました「自分が持っていった本は売れて欲しくない」と。
 この気持ち忘れてました。好きな本だから、ほんとは手元に残して
 おきたい、でも本棚からあふれたから整理しなくはならない。


          
不忍ブックストリートの10年展は、19日に終わりました。展示はMAPが10年分、
 年表、2014年に全国一箱古本市開催地図、ここ3年間の一箱古本市の箱の写真
 250点、はとちゃんの原画とキャラクター立体物など、など。どれも思い出の
 ある展示ばかり。展示会期間中は6回HAGISOにあしを運んだだろうか。
・いままであまりはなしをしたことがない地元の方や一箱の店主とはなしが
 できたことはよかった。わたしのなかでも広がりができた。
・ある一箱店主さんが「羽鳥書店まつりには行きたかったな」とおっしゃって
 いて、あの寒い雪の舞う光源寺境内を思い出していた。そうだあのときわめぞ
 のメンバーに手伝っていただいて羽鳥書店まつりはうまくいったのだ。
・あの時があったから、わめぞと不忍のメンバーの交流が生まれたのだ。
          
・10年前からわたしの生活は大きく変わった。それまで古本屋に行っても店主と
 はなしをするなんてことはほとんどなかった。それがいまでは、知り合いの
 古書店主はなんにんいるだろうか。そればかりか不忍で知り合ったひとたちが
 なんにんも古本屋店主になっている。
・これからの10年はどうなっていくのだろうか。