・陶器に目覚めたのは、20年ぐらい前だろうか。益子にはじまって、
笠間、瀬戸、土岐、有田の陶器市を廻った。
・沖縄の雑誌「うるま」のやちむん特集号を神保町のアクセスで
見つけたのは2001年か。そのなかの北窯で焼かれた陶器にこころ
奪われて読谷村の北窯へ出かけて行った。北窯の販売所でこれいいな
と思って手にしたのが松田米司のお皿だった。
・もう15年も使ってひびも入ってしまったが、まったくあきない。
・帰ってきてからも銀座のたくみやわしたショップ、鎌倉のもやい工藝
へ松田米司を求めて歩いた。
*
・Twitterのプロフィールにわたしの好きなものとして、松田米司と
書いていたら、ことしのはじめだったか「あめつちの日々」の公式Twitter
がフォローしてくれた。それで松田米司のドキュメンタリー映画が
あることを知った。
あめつちの日々 公式サイト
http://essay.tokyo/tsuchi/
*
・昨日は、湘南新宿ライナーで渋谷まで。11分遅れで出発したので、
間に合わないかと思ったが、渋谷にはほぼ定時についた。宮益坂を
上ってイメージフォーラムへ。イメージフォーラムはあの「ハッピーアワー」
以来だ。
*
・土をつくるところからろくろを回して、窯に火入れ。北窯がなつかしい。
すこし風景が変わったか。土を探しにベトナムに行ったときの松田米司の
ほほえみがいいね。
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・元読谷村長の山内徳信がでてきた。文化を旗印に読谷を再生させた人。
かつての不発処理場をやちむんの里に変えた。
・あー、ここでつながった。3年ほど前に辺野古に行ったときに沖縄市まで
車で送ってもらったことがある。その時のご夫婦との会話に出てきた
のが山内徳信だった。
・読谷村の米軍基地を減らすことに成功した人として教えてくれたのだ。
なのにあれから岩波ブックレットも読んでいない。
沖縄・読谷村の挑戦―米軍基地内に役場をつくった (岩波ブックレット (No.438))
- 作者: 山内徳信,水島朝穂
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1997/10/20
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・やちむんの里と辺野古がつながっているんだね。そういえば、やちむんの里
の帰りにタクシーに乗ったんだけど、運転手さんが「象のおり」につれていって
くれた。「象のおり」は米軍の通信施設なんだけど、いまはもうない。
*
・松田米司が到達点になってしまって、陶器の熱もさめてしまったなあ。
うん、でもこの映画をみたらちょっとした深鉢が欲しいなあと。
・久しぶりに鎌倉 もやい工藝にでも行ってみるか!