酔っぱらいがおもしろい2

新聞の書評によると、有栖川有栖も自分を主人公に
ミステリーを書いているという。明石散人だけではないのだな。
野坂昭如は、昭和30年代から朝酒を飲み続けていた
ようだ。野坂昭如「文壇」(文藝春秋)2002年
によると。よく肝臓がもったもんだ。
学生のころ、五木寛之しか読まないときがあった。
五木と野坂の「対談」って文庫があって、野坂昭如を読んだのは
これだけ。このなかで、「にわとりとやる」はなしが
印象に残っている。最近になって「……マリア」や「エロ事……」を
読んでみて生活感をこと細かに書き出していて、
おもろいなあと思った。いま考えるといつもテレビに
でていた時は酒が入っていたんだな。コンプレックスが
強くって、照れ隠しに酒があったのかもしれない。