永島慎二雑記9

師走だからということでなくても、時間が経つのが早く感じられる。
今年出版された永島慎二の本は二冊。「永島慎二の世界」
チクマ秀版社)と「黄色い涙」(マガジンハウス)。
一年に二冊とは近年にない盛況?である。ただし、出版の意図は違う。
前者は副題に<1962〜1972 アンソロジー
とついており、チクマ秀版社は数々の優れたまんがを
復刊している出版社である。ということから考えると
一番いい時期の作品を集めた追悼集である。
後者は来春の映画公開にあわせた原作本の出版である。
あらしの世代が読んでくれるかな。期待したい。