脱線でてんぷくか。

俳優それも喜劇俳優の本ってなんでおもしろいんだろう。
高平哲郎由利徹が行く」(白水社)1981年
由利徹という名前が無理とおるからつけられた
とは初めて知った。八波むと志が九九からという
のもわかった。南利明エノケンの弟子で
破門を許されたシーンなど興味深い。「脱線トリオ」は
昭和37年解散。なのに南利明とコンビを組んでいた
というのはなぜ知っているのだろう。
良く一緒にでていたからだろう。
八波むと志(昭和39年に死去)は全く知らない。
まあ五つぐらいのときだからあたり前か。
三木のり平の本もそうだが、自伝ではなく、
他人……とくに高平のように熱烈なファンが
インタビューしてまとめたもののほうが
断然おもしろい。それにしても「脱線トリオ」に
つづいて「てんぷくトリオ」か。今度は、
伊東四朗の本で読んでみるか。