悲しいシーンで大泣きすることもなく

吉祥寺バウスシアター中江裕司監督の「恋しくて」を観る。
PM8;45からのレイトショー。客入りは初日ながら半分も
入っていなかったか。長い暗闇からはじまった。
そこから加那子が自転車で学校に向かう。この静から動への
展開で、スクリーンにすーっと入っていけた。
悲しいシーンで大泣きすることもなく、コミカルでテンポがいい。
中江作品は”旅”がひとつのテーマかもしれない。にぃにぃの
セイリョウが奄美にで行くことで、すじがきがひとつ見えてきた。
加那子役の山入端佳美がはじけていた。あれは演技なのか、演出なのか
はたまたスなのか。それにしても中江作品にははずれがない。