それこそ書を捨てよ町へ出ようです

寺山修司が亡くなったのは昭和58年の5月。友人Fに誘われて
遺作映画「さらば運舟」を観に行った。どこで観たのかなあ。
正直なはなしこの映画よく解らなかった。解るとか解らないと
いう映画ではないんだということは解るのだが。
寺山体験はこれぐらいしかない。
九條今日子ムッシュウ・寺山修司」(ちくま文庫を読む。
亡くなるまでのことなどスゴい緻密に寺山のことを書いている。
また、60年代の熱気も感じられる。こんな人も寺山とかかわって
いたのかって。知らないことばかり。
どうもわたしは寄席には行かないのに落語の本を好きで読んだり、
DVDも借りないのに小津本が好きだったり。なんか頭でっかちな
ところがある。この本を読んで、寺山に興味がでてきた。
お母さんが書いた本が中公文庫になっているようだ。ふーん。