古い思い出ばっかり書く

・このブログで古い思い出ばっかり書くという
 悪い傾向が続いているが……
・きょうは1980年のこと。この年プロ野球
 日本シリーズは巨人対日本ハムで、初めての
 後楽園決戦。いまと違って平和なもので当日券買って
 圧倒的な巨人ファンのなか日本ハム側の外野席で
 こじんまりと観ていた記憶があるな。
・そして衆参同日選挙があった。わたしはテレビ朝日
 速報番組でアルバイトをやっていた。まだまだアナログ
 な時代で、大きなスタジオの半分ぐらいに電話が並べ
 られていて開票速報を各選挙区から受けていた。
・わたしの役は、たとえば「東京1区 自民現 こごと幸兵衛
 当選確実」なんて紙を電話番から受け取ってアナウンサーの
 となりの原稿をまとめている人に開票速報を渡すという役。
・電話番が手を上げるとアナウンサーの後ろにいるわたしは猛ダッシュ
 で電話番のところにいき当選確実の紙を受け取る。
・猛ダッシュは選挙特番のひとつの演出だったんだろう。
 スタジオでの意外な発見がふたつ。ひとつはモニターはいっぱいあって
 今なにが放映されているかはわかるのだが、スピーカーがあるわけ
 ではないので音声がなくアナウンサーがなにを
 しゃべっているのかわからないこと。
・そしてもうひとつ、男性の出演者もドウランを塗っているということ。
 おとこが化粧されているのをはじめてみた。
・CM中にメイクさんにドウランを塗り直してもらっていたのが
 ゲスト解説者で本日亡くなった筑紫哲也だった。
・このころの肩書きは朝日新聞編集委員。この時代でもう白髪だった。