平野啓一郎 『ある男』

・5//19に川口ブックマーケットに参加しました。
いやあ、あの晴れ続きの川口は今回は金山会館かと
 思われましたが、どっこい川口神社の境内は乾いて
 おり無事に予定どおりの開催となりました。

行田駅8:54の高崎線→川口には10時前→川口神社到着
→3年ぶりかな、仕事が土曜休みになってしまったので川口には
参加できなかった。きょうは有給できました→場所はなかほど19番
→不忍の助っ人さんで考えると神崎屋紫堂、古書ますく堂、駄々猫舎
ハコノモリ堂それにことしの新人やまね洞→神崎屋紫堂は、ますくシステムだが、
モンガシステムにも組み込まれているというレアなひと→駄々猫舎は
久しぶりだな→となりは縁側一箱でご一緒だった碧山書房。山関係の
新しい本が多いのでじっくりと眺めてしまう→そのとなりのとなりが
ああ、ことし谷根千工房賞をとった小声書房。はなしをしていたら、
縁側一箱でわたしのところから武田花の本を購入したという→ぺろん
書房とはなしをしていたら不忍一箱で往来堂に出していたという。ああ、
レインボーのとなりね、と言ったらみなさんからそう言われますとのこと
→11時開始。ひとは集まってきたらわたしのところにはお客さんが来ない。
30分ぐらいしてやっと、女性が2冊買ってくれた。岩波写真文庫「回虫」が
目玉なのだが、あのグロテスクな写真を見てくれたのはうれしかった→
助っ人のT永さんが遠くから来てくれた。うれしいなあ→同じく助っ人の
Y原さんも→そしてなんとみきち屋さん。わたしが店主でとみきち屋が客と
いうのはいままでになかったな→ハコノモリ堂といっしょに店主ができる。
もう3年ほど助っ人をしてくれているI子ちゃん。会うたびに大人になって
きたな。うれしいな→つぐみ堂さんは岩波写真文庫「郵便切手」を買ってくれる。
そうかつぐみ堂、とみきち屋とはモンガ堂での貸し棚仲間だった。ここでも
モンガシステム発揮→なんか雲行きが怪しくなってきて、東京アメッシュ
みると雨雲が近づいている。実行委員のA木さんにはなすと「雨はなかなか
川を越えてきませんから」と悠然とされている。そしてその通りになった。
そうそうA木さんも不忍の助っ人さん→結構3時から5時のあいだが長かった
→終わり近くに古本酒場狸穴のブラボーさんが来られる。相変わらずはなしが
おもいろい→5時終了。残った雑誌をますく堂に押し付ける→もりのほんやで
『やまがらの芸』小山幸子(法政大学出版局)を見つける。ほんとに本は
出会いだ→実行委員箱からバウハウスの図録を100円で→ますく堂からは
迷いに迷ったが平田俊子さんの図録を1200円で。こんなの出ていたのか→
打ち上げには出たが、神崎屋紫堂主催の飲み会には遠慮させてもらった。
もう歳だね→帰りは古書ふるほん堂さんと古書会館のはなしをしながら、
大宮で崎陽軒のシュウマイ弁当を買って帰宅

     
・川口のはなしがながくなってしまった。
・水玉ちゃんがフェイスブックでこの小説はおもしろい、是非読んでみて
 とつぶやいていたのが平野啓一郎 『ある男』。雑誌文学界6月号に掲載
 されている。水玉ちゃんといえば、横山秀夫「64」も以前おススメして
 もらってめっちゃよかったの期待大。
平野啓一郎 『ある男』。普段小説は読まないのだが、これはぐいぐい
 読ませた。はなしの展開としては推理小説のようであるが、それだけ
 ではない。
忌野清志郎が語っていたように「地震のあとに戦争が来る」というような、
 震災以後の社会不安な現代。それがもやっとしていたのだが、この小説を
 読んでいるとこのもやがちょっと晴れてきた感じがした。そうかそうなのか。
 現在の問題のつながりが整理されている。
平野啓一郎なんて読んだことなかったが、興味が湧いてきた。