日々のこと 14 源政子

・きのう図表のことを書いた。もうひとつ面白いものがあった。

 「鎌倉幕府中枢とのあつれきで粛清された主な武士」。

毎日新聞の埼玉版に月2回の連載「さいたま歴史散歩」

 である。これはすごいためになる。いまのところ主に

 将門あたりからの武蔵武士のはなし。この記事をもとに

 将門の額のある城峯神社に行ったし、木曽義仲の産湯

 の井戸も武蔵嵐山に見に行った。

・まあ、いろいろな埼玉にゆかりのある武士が謀反の疑いで

 殺されているのだが、このなかで源範頼がでてきてびっくり。

 源範頼は中学の歴史教科書で知って、なんで義経の兄で

 源平の合戦では大将だったのに影が薄いんだろうと思って、

 影の薄いところが似ている自分に合わせてすごく気になる人物だった。

鴻巣に住んでいた安達盛長の娘を範頼に嫁がせたというのだ。

 範頼が流罪になったときにかくまったという伝説があるそうで、

 北本市の東光寺に墓とされる石塔があるという。境内には

 蒲の冠者範頼にかけて樹齢800年の「蒲のしだれ桜」があると、

 これは見に行かねばならない。

・数々の粛清をしたのは北条氏となっているが、北條時政なのか、

  北条義時なのか、それとも北条政子北条政子って、なんで源政子

 じゃないのだろう。平清盛の妻は平時子。たしか時子は平氏の出

 だったからそうなのだが。

北条政子って、夫婦別姓の先駆けなのかなんてね。

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