近代日本文学

・夜11時すぎに荻窪・ぶっくおへ。きょうはほんとうに
 なんとなく荻窪におりた。ちょっとだけのぞいて行こうと。
・何の気なしに、いつもはそんなに注目していない200円の
 単行本コーナー。これまた流すだけの詩集棚へ。
・その横に「近代日本文学」の区切り板が目に入った。
 つぎの瞬間「コミさん」の文字が……。思わず引き抜いた。
田中小実昌「コミさんのほのぼの路線バスの旅」(日本交通公社
 田中小実昌の本のなかでも特に読みたかったのがこれ。
・人間ってえげつないもんで、まだほかにもお宝が隠れているのではないか
 って目を皿のようにしてそのまわりを探したんだが、
 さすがにコミさんはそうそうころがっていなかったのでした。