・一箱のつづき。紙をテーマにした「紙綴り」さんの
箱にひときわ古い本が1冊あった。題名は「紙のはなし」。
奥付をみると昭和21年発行となっている。
・とびらページに印がふたつ。ひとつは忘れたが、もうひとつが
聞いたことのある名前だった。その名は「早坂文雄」。
・溝口健二や黒澤明の映画で音楽を担当していた作曲家の名前と
同じ。うーん。早坂文雄と紙なにか関係があるのだろうか。
・店主さんにどこで手に入れたのかは聞きそびれたが、
「もう読んじゃったからいらないの」っておっしゃっていた。
・早坂文雄のことをご存じではなかった。価格は2000円。
わたしが買えるような本ではない。
・後片付けにライオンズガーデンに戻った時には、もうその本は
売れてなくなっていた。