・三鷹の新しい古書店がオープンしました。
今野さんの「水中書店」です。
・遅ればせながら行ってきました。
・三鷹駅北口を出ると過剰なイルミネーションがお出迎え。
クリスマスもお正月も終わったというのに、目がチカチカ
してしょうがない。冬の夜はすずめなどの小鳥が群れをなして
大きな木をねぐらとするのに。どこに逃げてしまったのだろう。
*
・地図で調べていったのだが、場所を間違えていた。しかし、すぐに
わかった。水色の日除けが目立ちます。
・お客さんは4,5人はいただろうか。本の掃除をしている店主 今野さんに
開店のごあいさつ。それにしても広い店内。棚と棚の間もゆとりがある。
・本はまだ1/4しか棚におさまっていない。横浜のたけうま書房の時も
本が埋まってなくて不安だったが一年後には充実した棚になっていた。
水中書店もこれからが楽しみ。
・今野さんにこのことを言ったら
「2度目が楽しい古本屋ですから」と粋な回答。うんうんそうそう。
・またこんなことも言われた。
「いまだったら本を高く買い取りますよ」。こころ揺れるなあ。
・ほかのお客さんとのやりとりを見ていても、今野さんの接客がうまい。
相手の懐にぐさっとはいる。また来たくなる。
・Twitterでいろいろな人の水中書店訪問記を見ていると、いちおうに
「安い」「本がきれい」。確かに安すぎだよ。本は各分野をまんべんなく。
・山田稔、北村太郎、田中小実昌が揃っている。港千尋なんて、わたしは
よく知らなかったがこんな写真撮っているんだね。
*
・三鷹駅の北口は駅前の地下に才谷屋書店があったが、国分寺に引越し
てしまった(国分寺の店はいつも閉まっているんだよなあ)それに
線路沿い吉祥寺寄りに小さな古本屋があった。もう20年ぐらい前の
ことか。
・早くも買取りしてほしいというお客さんが来ていた。考えてみると
北口には近くに古本屋がないし、ブックオフも遠いから買取りの
お客さんが多くなるかもしれないね。
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・それにしてもこれからが楽しみな古本屋さんです。
・買った本は2冊。
『大正・雑司ヶ谷』森岩雄(青蛙房)。先日の雑司が谷選集検討委員会
の影響。森岩雄って、どこかで名前を聞いたことあると思っていたら、
東宝の常務、専務、副社長だった人。黒澤明関連の本によく出てくる。
昭和53年発行なのに、開いていないのではないかという美本。
もうひとつは『日本の地名』筒井功(河出書房新社)