・谷中のギャラリーTENで行われている
「谷根千工房がやって来た!」で、
待望の「其の九十四」を手に入れる。
・特集「気になる人々」のなかで、森鴎外に会ったことが
ある松本さんのはなしが載っていた。森鴎外なんて歴史上の人物だ
と思っていたのにみじかに感じられる。
・こういうところが市井の人々を丹念に取材して、貴重な証言を
聞き出してきた谷根千の存在は大きい。
・森茉莉は鴎外にかわいがられたと自分で言っていたが、松本さんの
はなしによると「かわいがり方なんて尋常じゃない」ほどだったそうだ。
・その森茉莉の「私の美男子論」(筑摩書房)を読む。
- 作者: 森茉莉,大倉舜二
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1995/04
- メディア: 単行本
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どちらかというと喜劇っぽい役が多かった。それにしても美男子とは。
・いつも通っている近所の床屋で聞いたのだが、わたしのマンションと
目と鼻の先に多々良純が住んでいたそうで、よく散歩していたとのこと。
・多々良純は数年前に亡くなってしまったが、武蔵境にも谷根千があれば、
貴重な映画や芝居のはなしを聞きだしてもらえただろうに。
・というようなことを思う。