・3.11以来、こころのなかでなにかがくすぶっている。
・「おにぎりにぎり隊」のことは誰から教えてもらったのだろうか。

東日本大震災支援‐おにぎりにぎり隊奮闘記
http://www.yanesen.net/ichioshi/ichioshi_10.html

 本駒込の光源寺でおにぎりをにぎって被災地に大塚モスクの人が届ける
 というはなしを聞いた。宗教を越えた救援ってすごいなあと思った。
・6月5日に谷根千工房主催「3.11を語り合う」があり、そのときに
 「おにぎりにぎり隊」の活動報告がなされた。

光源寺隊によるいわき市四倉高校への炊き出しの報告
http://311.yanesen.org/archives/236

福島県いわき市四倉は、放射能汚染による避難地域からはすこし離れて
いるが地震津波による被害が大きい地域だという。
四倉高校が避難所 になっていて人数は減ってはいるがまだ多くの
ひとが避難しているという。
・「物見遊山」と言われるだろうが、いわき市四倉に行くことにした。
 時刻表で調べるといわきまで往復で特急「ひたち」で1万円ちょっと。
・1日特急乗り放題の「JR東日本パス」が1万円でこれを使うことにした。
・武蔵境を朝の5時半にでて上野7時発の特急「ひたち」でいわきに向かう。
 車内はボランティアであふれているのかと思ったら半分以下の乗車率。
 となりに座ったグループはゴルフコンペだ。友部で降りていった。
・水戸の偕楽園では、崖崩れのあと。このあたりから瓦屋根を青い
ビニールシートをかぶせた家が多くなってきた。
・田植えのシーズン。水を張った田に青い苗。
・東海駅をすぎる。右手の海沿いにみえるのは東海原発か。
・勿来を過ぎると海がちかくにみえるが、津波の影響はわからなかった。
いわき市に入る。テニスや野球をやっている。いつもとかわらぬ日曜日。
いわき駅9時23分着。ここから三つ先の久の浜まで常磐線は動いている。
四つ倉は二つ目。四つ倉駅9時38分着。天気はよい。
・グーグルで確認しているので四つ倉の地図はあたまにはいっている。
 駅を東にでて海までまっすぐ。町はさいの目に区切られている。
 二つ目の大きな道を越えると路肩に土嚢や粗大ごみがならびはじめる。
 300mほど行くと国道6号線にぶつかる。海はすぐ。歩いていくほう
からはあまりよくわからなかったが、そのうち1階が崩壊した家が
増えてくる。防波堤にでる。高さは3mぐらいか。ここに昇って陸側を
みると津波の大きさがわかる。フェンスや樹木が陸側にみんな倒れて
いる。
・どの家も1階がやられている。浪をかぶっているようだ。半壊や全壊の
 家。更地になっているところもある。
・防波堤をずっと歩く。7階だてのマンションは1階がすこしたかく
なっていて洗濯物が干してあるから、無事だったようだ。
・カメラを持っていたのだが写真を撮る気にはなれない。家のなかを
 片付けている人がいたが声をかけられない。

・海側だけ写真を1枚。そういえば久しぶりの海です。
・6号線の道の駅「四つ倉」まで歩く。きのうは3ヶ月の慰霊祭が
 ここで行なわれたと福島民放に掲載されていた。
・ここから左に折れてまっすぐいくと四倉高校。校庭でサッカーを
 している。普通の高校。なかまではいらず、駅にもどる。