・駿河台下cafe HINATA-YAでの「やまがら文庫フェア」は、昨日終了しました。
ほんと、たくさんのかたにおこしいただき本を買っていただきました。
ありがとうございます。
・8月にHINATA-YAさんに声をかけていただき、そこからどういう本を売ろうかそれ
ばっかり考えていました。反省点は多々ありますが、一番は販売促進のことです。
・本のことばかり考えていたので、その点がおろそかになりました。ちらしを作った
のですが、タイトルをYAMAGARA BUNKO FAIRとしたためストレートに
「古本売りますよ」というのが伝わりにくかった。どこにも古本とは書いていない。
・そのちらしをどこに、いつ、どれだけ置いてもらうかということももっと
シミュレーションしなくてはいけなかった。ポスターも必要だったろうし。
ブログやツイッター、フェイスブックでの告知も正しかったのかどうか。
*
・みなさんからやまがら文庫はガーリー、乙女チックと評価されたのはうれしかった。
変に自信がつきました。これは過去2回フェアをHINATA-YAで行なった経験が
本のセレクトにいきました。
*
・絵本が思いがけずによく売れました。このブログにも書きましたが、絵本は
苦手な分野でして、それを開眼させられたのが「みる きく さわる絵本展」でした。
このときに優れた絵本をじっくり読ましてもらったのがよかった。
・「やまがら文庫フェア」で売れた絵本は
*西村繁男/奥田継夫「そんなことってある?」(サンリード)
*西村繁男「おふろやさん」(福音館書店)
*ガブリエルバンサン「アンジュール」(BL出版)
*いせひでこ「ルリユールおじさん」(理論社)
*クレールHビショップ「シナの五にんきょうだい」(瑞雲舎)
などなど。反対にこれは売れるだろうと思っていた本が残ったり。
・今回、一番うれしかったのは
「次ぎのやまがら文庫フェアはいつからですか?」
と言われたこと。次ぎなんて、そんなことはわからないけれど、フェアが
終わってしまうことを残念に思ってくれたということが有り難かった。
*
・埼玉県立歴史と民俗の博物館へ「円空 こころを刻むー埼玉の諸像を中心に」を
観に行く。埼玉県立歴史と民俗の博物館は、大宮公園にあってことしで
40周年。そうですか、小学生だったがオープンに行ったことを思い出す。
・円空仏……たとえば、不動明王の逆立った髪の毛をヨコの木目に縦に放射状に
ずばっと鉈目をいれたり。そのバランスというか、計算された配置なのかな。
または、正面を向いているのに顔はちょっとヨコを向いていたり。
・先日、東博で観てきた「法然と親鸞展」でのシンメトリーな仏像とは
全く違っている。うまくいえないがぬくもりがあるのかな。
・円空仏を実際にみるのは初めて。埼玉にもたくさんあるのは知っていたのだが。
・円空仏に興味を持ったのは、永島慎二「フーテン」にでてくる社長さんのことば
がきっかけ。
わしが自身の生活に対して批判的な目を持つようになったのは、
あの彫像をはじめて観たときからだ……
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・この社長はそれでフーテンになっていくのだが。円空仏とはそんなに
すげえのかってずっと思っていた。
・社長の境地までにはならないが、ほんとずっと眺めていたい彫像ですね。
*
・あしたはことし最後のみちくさ市です。雨もやっとあがってくれた。
・くにコショ市、古本ナイヤガラのことは後日書きます。お許しを!