この夏に読んだ本

・さいたまも相当に雨が降ったけど、鬼怒川
 の決壊のすさまじいなあ。災害時は、気持ちが
 動く、悪い方へいかないことを願います。
          
・きのうは川口の天然温泉ゆの郷で宴会。仕事の
 グループで会社から賞をいただいてそのお祝いの会。
・温泉に入ってから宴会、カラオケ。このグループ
 のなかでは、わたしが一番年下。10人ぐらいの
 グループなのだが、みなさん元気な70代、60代。
・ほんと元気。わたしが一番元気がない。いつも
 このグループの宴会は肉がメイン。前回はステーキ
 その前は焼肉。今回もカルビ。もう食えませんと
 いうほどいつも肉でてくる。
・わたしの送別会でもあった。
          
・ことしの夏。平日の仕事を辞めて、入院やら手術。
 転勤、それにともなう引越が控えている。
・引越は予期しなかったです。でも、流れに乗ること
 もあるのですね。
          
・そんな夏に読んだ本。やはり戦後70年を意識して 
 ました。

成田龍一「戦後史入門」(河出文庫

戦後史入門 (河出文庫)

戦後史入門 (河出文庫)

・もともとは子供向けに書かれた本なので、読みやすい。
 Q&Aというか、Qが多いのでら戦後のできごとを
 考えながら読めました。

鶴見俊輔「新しい風土記へ」(朝日新書

新しい風土記へ 鶴見俊輔座談 (朝日新書)

新しい風土記へ 鶴見俊輔座談 (朝日新書)

鶴見俊輔なんて初めて読みました。この本は対談集。
 対談相手が高学歴の知識人ばっかりで、それがどうも。
 人物紹介に肩書きなんて必要なのかな。そりゃあすごい
 ひとばっかりなのはわかるが。内容としても突っ込んだ
 ところがなく、平易でした。編集がいけないのかな。

高橋源一郎「ぼくらの民主主義なんだぜ」(朝日新書

・毎日派としては、朝日新書が続くのはなんともですが。
 高橋源一郎も初めて読みます。ここのところの言動が
 なかなかよくて、この本を手にしました。

自称「愛国者」たちは、「愛国」がわかっていないのではない。
「愛」が何なのかわかっていないのだ。

目の前の「壁」は高く、ぶ厚い。でも、それを壊すには、まず
ひとりが必要なんだ。

・この高橋源一郎がコメントを書いているSEALDsのブックレット
 がすばらしい。デザインもさることながら、中身もうまくまと
 められていて、気持ちよさがある。こういう垢ぬけたものが
 いままでなかったので新鮮な感じがしました。
・それにしてもこれほんとに学生が作っているのか。プロの
 アートディレクターがからんでいるとしか思えない。

・8月30日には行けませんでしたが、その前に国会議事堂前に
 行きました。自分のなかの不安がすこしだけ解消された。
 あのドラミングのきいたライブ感覚の集会。楽しくやろう
 という若い人たちの気持ち。そういう新しい動きが
 ブックレットにも表れているわけだ。