またも訃報か。川柳作家の時実新子。
2年前に教育テレビで「川柳塾」の解説をしていた時は
元気だったのに。本は1冊だけ読んだことがある。
「新子流 川柳入門」(ネスコ)。江戸時代の古川柳の本は
何冊か読んだのだが、現代川柳の本は初めてだった。川柳は、
切実な色恋を詠って、文芸的なものであるということを知った。
時実新子のものではないが、このなかで一番こころに残った川柳は、
お帰りにならず刺身の色変わる 麻生葭乃
これはすごい。というより怖い。
この本からきょうのタイトルを教わった。
- 作者: 時実新子
- 出版社/メーカー: ネスコ
- 発売日: 1995/09
- メディア: 単行本
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