高田渡の部屋

・昨日は下北沢ギャラリー無寸草とづつで行われた
 「4人の作家が描く菅原克己高田渡の世界」展へ。
・いつもにこやかなYご夫妻にお会いする。山川直人さん、
 保光敏将さんを紹介してもらう。山川さんの漫画は、
 最近の愛読書。「コーヒーもう一杯」シリーズもいいけれど
 「ナルミさん愛してる」が大好き。その山川さんが
 目の前にいるのに何も質問ができない。こまったもんだ
 わたしの性格は。
・保光さんは吉祥寺音楽祭の高田渡親子を書いた絵は、
 今回の案内はがきにもなっている。高田蓮のうつむいて
 演奏している姿がよく捉えられている。一点だけあった
 うたたねを題材をしたコラージュがよかった。
・もうひとりの内田かずひろさんの作品も独創的。
 菅原克己の「蟋蟀」の詩をガラスの上に書いて
 奥に絵を入れて立体的になっている。ガラスにスモークの
 ような色が引いてあって、ちよっとアンティークっぽい
 仕上がりになっている。アイデアがすごくよい。
・きょうはシバのライブもある。シバの絵はコラージュ。
 これまた独特の雰囲気をもっている。構図が抜群。
・シバの単独ライブははじめて。アメリカのブルースはよく
 聞くが歌詞の意味などわかっているわけではない。
 シバは日本語でブルースを歌うからすーっとこころに
 入ってくる。
永島慎二の「若者たち(黄色い涙シリーズ)」は、
 シバをモデルにした登場人物三橋くんがでてくる。わたしのあたまの
 なかではシバといえばこの三橋くんのイメージが強い。
・ところがシバ本人に接したら三橋くんとはまったく違っていた。
 そんなことはあたり前なのだけど、ちょっと混乱している。
高田渡の飲み友達という方ともおはなしできた。新しくオープン
 したいせや本店には高田渡の部屋というのがあると聞いた。
 こんど行ってみようか。