川口一箱古本市と東京蚤の市

・25日川口一箱古本市に参加、26日東京蚤の市のお手伝いに行ってきました。
きょうは疲れがどっと出ております。
・もちろん楽しかったですよ。

・25日川口一箱古本市。埼玉で一箱古本市は初めてなのかな。朝8時半に家をでて
 9時半には川口神社についてしまった。近いのはいいですね。キャスターに
 段ボールをくくりつけて運んだのですが、途中2回もひっくり返してしまった。
 一度は川口駅を降りたホームで、もう一度は、信号を渡っている道の真ん中で
 車に止まってもらいました。南浦和駅は、エスカレーターもエレベーターもなく
 ほんとにもう。
・開催場所の川口神社の境内は、新緑の木々に囲まれて気持ちよい。
 一番乗り。ゆっくりと準備をはじめました。前のブースが「ますく堂with駄々猫舎」
 左となりが「神崎屋紫堂」という、顔なじみ。ちょっと遠くにPippoさんの
 「黒猫リベルタン文庫」もある。

・11時開店でぼちぼちとお客さんが集まってくる。道沿いで開催しているわけでは
 ないので、ちらし配布やWebなどでの告知で人が集まってくるのだ。これは
 主催者のみなさんの努力ですね。私が想像していたよりもお客さんが
 来てくれました。

・これが今回のやまがら文庫。まあ、いつもの絵本、ガーリー、漫画が主力。
・対面販売は実に一年ぶり。対面はいいなあ。
 大島弓子を懐かしがって買っていってくれたり、お孫さんのプレゼント用に
 絵本を買っていただいたり。「せんべろ探偵が行く」を見ながら、赤羽の
 飲み屋に中島らもが来たときのはなしを聞いたり、久住昌之「昼のセント酒」
を買ってくださった方とは、新しい「孤独のグルメ」が7月に放映されることを
 いっしょに喜んだり。

昼のセント酒

昼のセント酒

・実行委員の方や店主の方にもいっぱい買ってもらいました。申し訳ない。
 ちょっと押し売りになってしまったかも。
・今回、しのばずのマップも持っていきました。
 「来週、谷根千の古本屋を廻る予定だったのでちょうどよかった」という声を
 聞くとうれしくなる。マップを見て「やまがら文庫はどこにあるのですか?」
 というおことばも。

・こういうはなしをお客さんから聞いていると、「モンガ堂」や「たけうま書房」が
 実店舗の古本屋を始めるのもわかる気がする。ちょっとだけ「やまがら文庫」も
 と考えてみる。
・「川口ではこのような楽しいイベントが少ない」というはなしもお客さんから、
 聞いた。東京と違って、核になるような個性的な書店、古本屋、カフェなどの
 個人商店がどんどん減っているのが川口・埼玉の現状だと思う。東京より、
 駅周辺などは、大規模な商業施設やマンションが建って小さな個人商店は
 追いやられている。鋳物の町・川口、文教都市・浦和、商業鉄道の町・大宮と
 いった町の個性、文化も衰退しているように思う。
・そんな川口・埼玉で一箱古本市を開催するという、主催者、実行委員の皆さん
 の思いが実ってほんとよかった。川口の町への地元愛を強く感じました。
 この一箱古本市起爆剤となって、楽しいイベントが拡がっていくんじゃ
 ないかな。

・26日は、京王閣での「東京蚤の市」に参加する古書信天翁へのお手伝いに
 行ってきました。前日の疲れもあったので、遅刻を公言していました。
・9時に家をでて、武蔵野線で終点の府中本町へ。スポーツ新聞や競馬新聞を
 読んでいる人が多いなと思ったら、ダービーだったんですね。
南武線に乗り換え、稲田堤で乗り換えて京王多摩川へ。開場時間前だというのに、
 入口にはすごい人だかり。信天翁のブースについた時はもうセッティングが
 済んでいました。

信天翁名物の「本の山」は小さくなりましたが、絵本が並べられました。
 帳場側の奥には、文庫や単行本など一般書籍。「危ない写真」や
「写真時代の時代」など飯沢耕太郎さんの本など個性的な本が目を引いていました。
・左側の平台には、手前に古い写真や絵ハガキ、海外のパンフレットが並びました。
 ここは結構、目を引く場所となりました。その平台には写真集。帳場の前には、
 デザイン関係。山名文夫の図録など。ブースは小さくなりましたが、奥の飲食、
 アンティークブースへの通り道でお客さんは耐えることがありませんでした。

・会場直後の古本屋ブース。


・ラリホウ部長が会場と同時に並んで買ってくれてアノダッテのイチゴジャムの
 パンケーキ。これを食べるのがきょうの目的(ともいえる)


旅猫雑貨店のブース。オヤジ文庫でお世話になりました。布で作った室内履き 
 のぞうりを購入。これ欲しかったんだ。

・これもラリホウ部長に1時間ならんで買ってもらったバルサミコ豚丼
 部長すいません。
・ほとんどほかのブースを見ることもなく、食べたり飲んだりしながら、すこし
 帳場をやって過ごしました。年々規模も大きくなり、入場者数も増えている
 東京蚤の市。食とアンティークと古本を合体したイベント。地方やほかの
 イベントにも影響を与えていくんではないだろうか。
・終わって片づけて、念願の車に4人乗りして帰りました。