・トークイベントに行ってきました。
・きのうはあいおい古本まつりでの水道橋博士×木村俊介
「芸能界の裏ルポライターとして」
・やはり番組降板のはなしに興味があったのだが、そんな
ことより、もっとおもしろいはなしがたくさん聞けた。
・博士は、理論的でひとつひとつのことばを大事にしゃべ
っているから、わかりやすい。「そうなんだ」ってうな
ずきながら聞いていた。木村さんもは引き出し方がうま
かったね。こちらも理論的。百瀬博教のはなし、照英の
はなし、タモリのはなしなんかがおもしろかった。漫才
のネタは50稿まで重ねるというからすごいもんだ。
・水道橋博士の年表をいただいたので、家に帰って読みだ
したら止まらない。A全版の裏表に7万の文字が9級で
ぎっしり。年表ってこんなにおもしろいものだったのか。
*
・おとといは寒空はだか(歌うスタンダップコミック)×
のむみち(「名画座かんぺ」発行人・「古書往来座」店員)
「脇目もふらズ、脇役一直線」
・はだかさんとのむみちさんという組み合わせはばっちり。
脇役のはなしなのだが、奥が深すぎて名前をみてもわか
らない。一万慈鶴恵とか、丘寵児なんて全く知らない。
こちとら、テレビドラマで鍛えているから結構脇役を
知っているつもりではあったが、まだまだだなあ。
・はだかさんのモノマネに爆笑。のむみちさんのボケも
チャーミングで漫才を1時間半見ているようでした。
・水道橋博士トークはおもしろかったが、はだか☆のむみち
トークは楽しかった。
*
・おとといは場所を変えて神楽坂アートギャラリーでの
「音のない記憶」写真展トークをはしご。
副田高行(AD)×井上一(井上孝治長男)
題して「想い出の街」誕生物語。
・博多の岩田屋の広告写真に使われたのが井上孝治の
古いスナップ写真。その誕生秘話。
・井上孝治の写真はなんでよいか。これは構図だという
のはわかるが、バランスがよいのだそうだ。確かに
セッテングしたような人物の配置と背景。
・井上孝治はろうあ者である。写真集の記念パーティー
で副田と一はうれしくて泣いたそうだが、孝治はふつ
うにしていたそうだ。副田はその時に「健常者とは
違う世界の強さがあると実感した」と述べていた。
・このようなことにも井上孝治の写真がなぜよいのか
ということにつながってくるのだと思う。
・ちなみにこの時のテレビCMの歌が憂歌団の「想い出の街」
ナレーションが鮎川誠。そうか、この歌はこのために
作られたのか。作詞は仲畑貴志。
*
・写真展の副題には「ろうあの写真家・井上孝治と
評伝作家・黒岩比佐子の世界」。31日にもトークが
あります。
2013年8月20日(火)〜9月1日(日)
昭和へのまなざし「音のない記憶」写真展
ろうあの写真家・井上孝治と評伝作家・黒岩比佐子の世界
http://art-galley.craps.co.jp/exhibition_current.html
・31日は、「眼の狩人」を書いた大竹昭子さんのトークだ
から、もっと井上孝治の写真について、黒岩さんが書いた
「音のない記憶」について掘り下げてはなししてくれる
のではないだろうか。