9月28日と29日のこと

・28日(土)は第4回 国立コショコショ市に参加しました。
・今回は、国立駅北口のroom103というイベント会場。
 ガラス張りで奥がカフェスペースになってました。
 経営する「レットエムイン」のアンティーク書棚や
 テーブルに参加した20店舗が本を並べました。

 岡崎武志さんいわく

ダンボールのない一箱古本市

・ほんとうにそうですね。それだけにいままでに経験
 したことがないおしゃれな古本市になりました。

・やまがら文庫は、テーブルの上に木箱を借りて
 並べました。となりがピッポさんで、前が
 とかげさん。保育社のカラーブックス50冊ほどを
 中心にして。売れたのは20冊。買ったのは2冊。
 いやあ、今回はいい本が安くでているお店が
 多かった。出店していなかったら10冊は買って
 いたでしょう。
・開店時間から盛況でお客さんのきれることがなく、
 閉店を30分延長したほどです。
・売上金を手にして、国立駅前で打ち上げ4時間。
          
・29日(日)はきのうの疲れをひきずって、神保町の
 東京堂書店へ「山之口貘を語る生誕110年、没後50年
 トークイベント」を聞きにいきました。
・山之口泉×井川博年×白井明大の3人。
・前半は、山之口獏について、後半は詩についてのはなし。
 正直、もっと泉さんのはなしが聞きたかった。
 山之口獏は、終戦の日にゲートルを燃やしたというのが
 印象に残った。どんな思いがあったのだろう。
・白井明大さんがおっしゃっていたのは、

山之口獏の詩は、詩がこころにある。

・ということ。獏さんの詩がこころに残る、こころに響く。
 自分もそういう詩を書いていきたいと。

・今回は全集が思潮社から新しくでる。このなかに獏さん
 自らの朗読CDが入っている。これ欲しいなあ。
父・山之口貘

父・山之口貘

・わたしはこの「父・山之口獏」(思潮社)を購入。
 以前、ピッポさんから勧められて気になっていた。
 泉さんから記念にサインをいただく。
・きょうのトークの3人は、2011年3月13日にこの本の
 刊行記念にトークを行う予定が震災で中止になった
 そうです。
          
トークのはしご。半蔵門線で押上へ。

・あたり前ですが、スカイツリーがでかい。放浪書房
 トミーの旅帰りの記念トーク
・押上 一軒家カフェ ikkAへは、押上駅から歩いて
 水戸街道とぶつかったかどのお店。30分前についた
 のに満員に近い。お客さんいなかったらかわいそう
 だなあと思っていたのに30人強も集まった。
・人気あるんだなあ。スライドで旅の写真を見せて
 もらったが、旅のあいだもおっかけがいるほどの
 人気。
・「男はつらいよ」のテーマソングが流れてトミー
 登場。いつも通りのうるさいハイテンション。
・20万円の中古車で3か月、古本を売りつつの旅の
 記録。あっちこっちの古本屋やカフェでいろいろ
 な人のお世話になり、職務質問を受けながら。
 食べたラーメンややきそばのはなし。
・かれのどこにでもずかずかと入っていく性格なのに
 結構すうっとひとのハートをつかんでしまう。
 そんなトミーを改めて思い起こさせてくれました。
・トミーがいいこと言ってたよ。

古本だと著者に印税が入らないから自分が読む本は新刊で買う

 なかなか言えません。なかなかできません。

全然もうからないけれど古本の旅はやめられません

 ですって。

・トミーのことだから、あれもこれもで企画を盛り込み
 過ぎていて、終わったのは午後10時。急ぎ東武線に
 乗り込み、ほしどろぼうにならず無事に帰宅。