#ワタシヲ構成スル9冊

・このブログを書くにあたって探している本があるのだが
 見つからない。昨年、引っ越しの時に処分してしまったのか。
・人生とか、デザインとかいうことばが題名に入っていたの 
 だが、著者名もわからず。
・30年ほど前に読んでいて、何年か前に均一で見つけた本。
 この本にはいまでいうマンダラチャートのようなことが
 書かれていた。マンダラは仏教の教えを図案化して、文字の
 読めない民衆に広めるためだそうな。基本は九つの正方形で
 できており、そのなかにそれぞれ9人の神様が描かれている。
・そのマンダラの9つの正方形に文字に置き換えて思考を整理
 するというのがその本に書かれていたのだ。
・例えば、夏休みになにをしようかと考えたとして、やりたいこと
 を8つあげる。中心の正方形に夏休みと書いて、旅行(に行く)、
 読書(する)、映画(を観る)などをほかの正方形に書き込んでいく、
・次に旅行を中心の正方形に置いて、もっと旅行を具体的にしていく。
 沖縄(に行く)とか、3泊4日とか。
・そうやってあたまを整理しましょう……いうような本だった。
 一時期、このやり方を実践していたときがあった。

図解 マンダラチャート
http://www.myhou.co.jp/mandalachart/

          
Twitterやインスタで、#わたしを構成する9枚 というハッシュタグが流行って
 いるがわたしも遅ればせながらやってみた。
・それは置いといて、その亜流に #ワタシヲ構成スル9冊 というのも
 あってこれもやってみた。

・マンダラチャートと同じ考えだね。人生で影響を受けた9冊という
 ことなのだが、すべてマンガになってしまった。この9冊はもう何回も
 読み返している。読みだしたら止まらない。

「そのばしのぎの犯罪」 永島慎二

これは、永島慎二との出会いになった。初めて買った「ガロ」1975年4月号が
連載開始だった。永島漫画のなかでいちばんの長編。じわりじわりと
登場人物が変化していくのがおもしろい。いつも「あれっ」
と思いながら読んでいる。

「フーテン」 永島慎二
「若者たち」 永島慎二

いつも長く旅にでるときに持っていった。「若者たち」は夏の北海道に出発
するときに大宮の駅近くの本屋で購入したのを覚えている。「フーテン」は
浦和駅東口駅前の参考堂書店だったかで買った。あのころは、漫画文庫が
どこの出版社も出始めてころでいっぱい並んでいた。そのなかからチョイス。

「紅い花」 つげ義春

これも小学館の漫画文庫で読んだのが最初。収録されている「古本と少女」が
お気に入りだな。淡い感じが好き。情景の描き方は、「ねじ式」に通じるものがあった。

「さよならにっぽん」 大友克洋

学生のころアクションの連載をいつも楽しみにしていた大友の短編。まだ社会が
ゆるかった70年代の空気を感じる。

「棒がいっぽん」 高野文子
るきさん高野文子

「棒がいっぽん」に収録されている「美しき町」。これはほんと傑作。なんど読んでも
こころを落ち着かせてくれる。「るきさん」はhanakoの連載から読んでいた。
あのラストシーンがたまらないよね。

「ナルミさん愛してる その他の短編」 山川直人

昨年、山川さんにお会いした時に「ナルミさんが一番好きです」とお伝えできた。
ああ、ミーハーだな。ナルミさんのラストが切ない。

孤独のグルメ 2」 久住昌之 谷口ジロー

写真は2ですが。「孤独のグルメ」をきっかけにコンビの他の作品、久住昌之
エッセイ、谷口ジローの古い漫画などあさって読むようになった。
          
・やっぱり、このようにブログを書いているとあたまが整理されてスッキリするな。
 二日酔いによる頭痛もすこし治ってきた。