沖映通り えきまえ一箱古本市 その1


・4日、いやな予感はしていたのだ。高崎線の不通。
 タクシー、秩父鉄道東武線、都営浅草線京急線
 と乗り継いで3時間かかって羽田につく。
          
・夕6時、那覇空港についてゆいレールでホテルのある旭橋で
 下車。目の前にあるはずの那覇バスターミナルがない。
 再会を楽しみにしていたのに。あの二階の食堂!

・建て直しかあ。先に書いてしまうが、那覇はあちらこちら
 で再開発。農連市場もなくなっていたし、桜坂には
 巨大なホテルが。国際通りにこれまたでかいドンキ。
 美栄橋駅横の珈琲屋台ひばり屋あたりもホテルが建つという。
・うーん。
          
宮古そば「どらえもん」でかまぼこそばで腹を満たし、
 沖映通りのジュンク堂書店に向かう。地下の会場で
 南陀楼綾繁さんと新城和博さんのトークが丁度
 終わったところだった。
・ふたりにそれぞれサインをいただく。
・「ヒトハコ 創刊号」編集発行人・南陀楼綾繁ビレッジプレス

・「ぼくの那覇まち放浪記」新城和博ボーダーインク・どさくさに紛れ込んで打ち上げに参加。沖縄料理「幸門」。
 味噌味のナーベラーちゃんぷる、だし味のマーミナー
 ちゃんぷる、生まぐろの刺身もうまい。
新城和博さんは那覇一箱古本市を立ち上げた人であるし、
 ボーダーインクの編集者。ボーダーインクといえば雑誌「ワンダー」。
 その新城さんは「ワンダー」の編集人。
・もう20年前になるが、仕事である会社のカタログを制作して
 いた。沖縄で撮影ロケが行われることになって、わたしは、
 沖縄の情報を集めていた。神保町の新刊書店で観光ガイドや
 写真集を買って、すずらん通りの地方・小出版、ミニコミ
 専門書店「書肆アクセス」へ。ここで見つけたのが
 「ワンダー vol.18」。特集は「ここだけの那覇」。
 副題「観光の役に立たない那覇脱力ガイド」。役に立たない、
 こういうの好き。ロケ資料にはならないが自分用に。わたし
 がロケについていくだけの経費はないので、「ワンダー」で 
 沖縄に思いを寄せる。

・思い起こしてみると南陀楼さんのフリーペーパー「モクローくん通信」を
 みつけたのも書肆アクセスの店頭ワゴンだった。それに
 第1回の一箱古本市告知が載っていたんだ。
南陀楼綾繁新城和博書肆アクセスわたしの中でつながった。