・小津安二郎の映画を観ないのに小津に関する本
を読む。立川談志が好きでもないのに談志の弟子たち
の本を読む。そして将棋を指さないのに将棋に関する
本が好きだ。どうしてなんだろう。きっかけは藤井聡太。
NHK杯トーナメントを観るようになった。おとなになって
から将棋に勝ったことがない。それも最後に指したのは
30年も前だ。
・将棋は勝負なんで負けがある。それがいいんだよな。
勝ちより負けのなかに人間が現れてくるというか、
エピソードが多いと思う。そんなことをこのアンソロジーは
教えてくれた。まだまだ将棋の本が読みたい。
・いろいろな人が書いているが、このなかで小林秀雄の未来を
予言するような鋭い視点を持った文章が素晴らしい。