小林のり一/戸田学 編 『何はなくとも三木のり平』 (青土社)

・読了。NHK BSPで「森光子生誕100年」を見ました。三木のり平が演出した「放浪記」「おもろい女」「雪まろげ」の舞台映像が見られたのはよかった。このタイミングで!

 

・序文で矢野誠一が「放浪記」のエピソードを書いていてそこから引き込まれて読んでしまった。

 

・驚いたのは三木のり平が「への三番」という名で主役の芝居があったということ。作者の小野田勇はなにを思って「への三番」とつけたんだろう。「への三番」研究家としては気になります。

 

・これだけほかの本からの引用文が多用されているのは珍しいんじゃないか。俳優としての古今亭志ん朝もよくでてくる。志ん朝ファンの方は読んでみるといいですよ。