「埼玉ぶらり歴史探訪ルートガイド」(メイツ出版)

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深谷清心寺 平忠度の墓

深谷 清心寺の平忠度の墓に行ってきました。中山道から高崎線をまたいですぐ。

  日本史のなかでも好きな時代が源平の合戦。平忠度は清盛の弟で薩摩守

  いまは死語かもしれないが昭和のころは電車をキセルすることを薩摩守と呼んでいた。

 これはこの忠度=ただのりにひっかけているから。

・まあ、そんなことはどうでもいいのだが。若いころ、木曽から岐阜にかけて中山道を歩いた

 ことがあるがその時に西行の墓や和泉式部の墓が中山道沿いにあったことを思い出した。

  中山道平安時代の著名人の墓についてだれか考察してくれないだろうか。でも、当時の

 旅人は「おっ、こんなところに西行の墓がある。ちょっと寄ってみるか」という気分になったの

 だろう。名所でもあったのだと思う。

平忠度は、一の谷の合戦で岡部六弥太に討たれる。岡部はこの深谷あたりの武士で、

 忠度の首を持ちかえって弔ったという。

・同じ一の谷の合戦で清盛の孫、平維盛を討ち取ったのは熊谷直実であるし、義経と並んで

 その時の大将が源範頼。範頼の終焉の地の伝説が北本にはある。

木曽義仲は、武蔵嵐山で生まれているし、それよりなにより清和源氏の祖である源経基

 館跡が鴻巣にある。

・「埼玉ぶらり歴史探訪ルートガイド」(メイツ出版)はこれらの歴史の地を歩くのに最良の本

 である。清心寺は載っていないが……。

・わたしの故郷の氏神である本太氷川神社が紹介されているのはうれしい。ガイド本に出る

  のは初めてではなかろうか。

 

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