写真家の鬼海弘雄は、哲学者・福田定良との出会いに大きな影響を
受けたと以前、毎日新聞で語っていた。福田定良の本は古本屋で
何度か手にしたが読み切れる自信がなく買ったことがなかった。
福田定良「雑談のなかの哲学」(西田書店)を荻窪のささま書店の
店頭均一で見つけた。ぺらぺらめくってみたらこんな文章があった。
不仕合せだから仕合せになり、仕合せだから不仕合せになる。
仕合せと不仕合せとがあって、初めて仕合せが実感となるんです。
いやあイイね。これなら読めそうだ。105円をにぎりしめて
レジにむかったのは言うまでもない。
- 作者: 福田定良
- 出版社/メーカー: 藍書房
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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