古書 ワルツ

・不忍ブックストリームのことは昨日書きましたが、なんとそれを観た台湾の古書店
 「胡蝶書坊」さんが、わたしが紹介した花村萬月「旅の柄」を近くの書店に予約して
 くださったとTwitterで知りました。
・すごい世の中になりました。あたり前のことなのでしょうが、あの姿が、台湾まで
 流れていたとは、驚きです。「胡蝶書坊」さんありがとう。

胡蝶書坊
http://butterflybooks.jp/

          
・さて、きょうは久しぶりの山歩き。いつもの青梅丘陵です。
・ゆっくり起きました。9時に家を出て、青梅快速で青梅へ。奥多摩行きの乗り換え
 次の駅 宮ノ平。ここから登ります。石灰岩の採掘場の横を通って、山道へ。
・入り口に11月21日、熊出没の立てカン。こんなところに熊が出るか?
 かもしかと間違えたのではないかね。それともことしは熊の好きなドングリが不作
 と聞く。山の奥から降りてきたのか。
・この道は登りやすく好きな道なのですが、カラダが重い。運動不足がたたっている。
・30分ほどで青梅丘陵の尾根にでる。みんな走っているなあ。最近は、歩いている人
 より走っている人のほうが多いくらいだ。
・ここから北へ尾根道を往く。カラダが暖まってきてダウンジャケットだと暑い
 ぐらいだ。
・三方山に着く。名前のとおり、北側、東側の眺めがよい。今朝はくもっていたが、
 いまは快晴。ここから北に降りると、ほどなく林道。オフロードバイク
 走りたくなる。
・40分ほどで赤仁田の集落へでる。ここから歩いて10分ほどで「古書 ワルツ」へ。

・車道の看板

・入り口の看板
・誰もいらっしゃらない。声をかけてみるが返事がない。
 一旦、外にでたら2階にいらっしゃった店主さんと目があった。
 すぐにおりてきてくれる。
・手前の部屋には300円と100円の均一。
・奥の部屋はすごい、だだぴろい板張りに本がいっぱい。
 まだまだおけるなあ、これは。ディスプレイとして、高田渡やボブディランの
 LPジャケットが飾ってある。おう、好みがいっしょだ。
・手前に文庫。音楽、映画、漫画、美術、写真などカルチャー系の本が多い。
 セレクトがいいな。竹中労がけっこうある。
・店主がお茶をだしてくださる。ホッと一息。
 お店に来られるお客さんはほとんどが車だという。そりゃそうだ。
 いいピアノ曲がながれているなあと思って「ビルエバンスですか?」
 とたずねたらベントアクセンだという。知らないなあ、こんど探してみよう。
・買った本は二冊。

・「植草甚一 ジャズエッセイ2」(河出文庫)。1をみちくさの時にロンドンピグ
 さんから購入していたので2がみつかってよかった。・内掘弘「ボン書店の幻」(白地社)。以前、某古書店でみつけたのだが非売品に
 なっていた。売っているのは初めてだ。背はヤケているが読んだ形跡がないほどの
 美品。透明な帯もついている。文庫では読んでいるのだが、単行本は写真は大きいし
 表紙もなかなかよい。もう一度読んでみよう。

古書 ワルツ
http://www.kosyo-waltz.com/

・古書 ワルツ。山を越えて古本屋にたどりつくなんて、こんな楽しいことはない。