あぁー、勘違い!

・1974年のたぶん冬。ラジオの深夜放送で流れた
 荒井由美ルージュの伝言」でクラスの話題は
 持ち切りだった。当時は拓郎全盛期。
・「しかってもらうわマイダーリン」って、歌詞が
 衝撃!。いままでになかった、初めて聴いた音楽。
・そのうちバックコーラスのはなしになった。
 音楽通の奴から「シュガーベイビーラブを歌っている人だよ」
 って教えてもらった。「シュガーベイビーラブ」は、
 TBSラジオのポップスベストテンで1位になった曲。
 そんなグループをバックコーラスにする荒井由美
 すげえと思っていた。

シュガーベイビーラブ
http://www.youtube.com/watch?v=I0gkEFOkC-M

・それがいまになって、グーグルで検索していたら
 間違いだったということがわかった。

ルージュの伝言
http://www.youtube.com/watch?v=_jiB-0c_N4s

・なんてこった、37年も勘違いしていたなんて。
 「シュガーベイビーラブを歌っている人だよ」ではなく、
 「シュガーベイブ」がバックコーラスだったんだね。
・それにしてもルベッツのシュガーベイビーラブと
 ルージュの伝言のバックコーラスは似ていないかい?
          
・退屈男さんのTwitterで、東京人3月号の特集が「青春の
 ラジオ深夜放送」だと知って、千駄木往来堂書店で購入。

東京人 2011年 03月号 [雑誌]

東京人 2011年 03月号 [雑誌]

・あのころのラジオ深夜放送の記憶がよく残っている。
 そう1974年ころ。深夜放送といえば、TBSラジオ
 「パックインミュージック」、文化放送「セイヤング」、
 ニッポン放送オールナイトニッポン」。
・一番人気があったのが谷村新司とバンバンの「セイヤング」。
 まだふたりともメジャーになる前。天才秀才バカや
 ちょっとここではかけないHな回文とかね。
・ほかに「セイヤング」は、落合恵子とか、土井まさる
 キンキンや小島一慶、ナッチャコ、山本コータローが「パック」
 「オールナイトニッポン」は誰やったろ。ちょっとあとが
 鶴光やイルカ。
・いま、ぺらぺらと東京人めくっていたら。中村メイ子
 「私のロストラブ」なんてでてきた。うわー。
 この番組もすごかった。いつも「それでやっちゃったの」
 なんて中村メイ子が聞くんだよなあ。
・H系では平凡パンチがスポンサーになっていた
 「パンチパンチパンチ」なんてのもあった。あとは、
 劇団未来劇場の「深夜版ラジオ漫画」(日曜日の夜12時)
 これもよく聞いていたなあ。亜土ちゃんもでていたと
 おもうけど内海賢二とか。デカメロンとかやってた。
 春歌をラジオで歌っちゃうんだからすごかった。

ひとつ、ひとにいえないところに毛が生えた
きってもそってもかっても毛が生えた
ふたつ、ふやけたところに毛が生えた
きってもそってもかっても毛が生えた……

・1回聞いただけなのに全部歌える。
パックインミュージックは深夜3時からの2部があった。
 これはナッチャコのあとの林美雄。だれの詩だろう。
 「蚤博士」という詩を朗読したのを覚えている

足を1本とられても蚤は立っていた。
(6本め)足を全部とられたら蚤は立てなかった。

という詩。
・あとは「歌うヘッドライト」とかね。
・「オールナイトニッポン」の前は、大石吾郎「コッキーポップ」
 とかぜ耕二「たむたむたいむ」。
・「コッキーポップ」は、柴田まゆみ「白いページのなかに」など
 女性ボーカルのいい曲がよくかかっていた。
・FMだと、小室等「音楽夜話」。ムーンライダースがよく出ていた
 けれどピーンとこなかったな。油井正一アスペクトインジャズ」
 ナベサダ「マイディアライフ」ではジャズを教わった。
・こどもの頃からTBSラジオは1日聞いていた。朝は片山隆二と
 遠藤泰子。いまの「スタンバイ」だね。永六輔「だれかとどこかで」
 小沢昭一小沢昭一的こころ」は長いねえ。
・「ザ ベストテン」はラジオで日曜日の朝(8時か9時)に久米宏
 小島一慶がちんちろりんをやりながらやっていた。
・土曜日の夜は「ヤングタウン東京」。桂三枝はすごかったね。
 月曜日から金曜日まで大阪で「ヤングタウン」やって東京に
 くるんだから。赤い鳥やオフコースが準レギュラー。
 オフコースなんて全然売れていない頃。
文化放送 みのもんた「ワイドナンバーワン」、
 ニッポン放送 亀淵昭信「かめかめポップス」。
          
・また「東京人」をぺらぺらとめくっていたら、ベリーカードなんてものが。
 あったね、すっかり忘れていた。なんだったんだろう。ラジオ局が
 カードを作って配っていたんだよな。
・これからじっくりと「東京人」読みます。おやすみなさい。
          
・あと、ラジオ時代の「欽ドン」。
・大事なことを忘れてました。一籠CD市がはじまりました。
 わたしのおススメの1点は、「パックインミュージック」のCD。
 1968年の野沢那智白石冬美の声が聞けます。
 ナッチャン追悼の意を込めています。

深夜放送グラフティ パック・イ

深夜放送グラフティ パック・イ

一籠CD市
会期:2月10日(木)から20日(土)まで
会場:古書信天翁 と 古書ほうろう
http://booksalba.exblog.jp/
http://d.hatena.ne.jp/koshohoro/20110209/p1